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【点鼻薬は重要】鼻アレルギー診療ガイドライン2016年版から学ぶ最新治療法!

鼻アレルギー診療ガイドライン
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※当ブログはアフィリエイト広告を利用しており,記事にアフィリエイトリンクを含むことがございます

花粉症をはじめとした鼻アレルギーに関してこれまで連続して投稿してきたんやけど,

点鼻薬

これに触れてなかったなぁと,ザジテン点鼻薬を鼻に突っ込みながら思っているけいしゅけです。

オススメの点鼻薬を紹介するのはしたいねんけど,

それよりも先に鼻アレルギー診療ガイドラインの最新版の2016年版から最新の治療指針を学ぼうやないか!

どう?ちょっとおもろそうやろ??

ほんじゃいくでぇ~!

目次

2016年版鼻アレルギー診療ガイドラインで追記された内容とは!?

まずはこれから。改訂されるという事は新たなる治療方針が追加されるし,古臭い診療方針は淘汰されるわけやから,これは知っておかないとアカン!けいしゅけ,興味津々ですわ!

鼻噴霧用ステロイド薬が治療初期から導入されることになった!

これがこの記事を書こう!と思ったきっかけやってん。

ザジテン点鼻液を鼻に突っ込みながら,

「コレって診療で優先度髙いんかなぁ?」物思いにふけるけいしゅけ。

(シュッ,シュッ,シュッ,シュッ,・・・あ!噴霧しすぎた!!!👈実話)

それ故にこのガイドラインを見つけた時にはテンション上がったわ。

やっぱり点鼻薬って1stチョイスになるんや!

てことがわかってしもたからね。

ステロイド点鼻薬については次回の記事でしっかりまとめていくわ!

 

中程度以上の鼻づまりのある症例では治療選択肢としてディレグラが初記載となる!

[aside type=”normal”] ディレグラ配合錠ってなんでっか??

ディレグラ配合錠ってのはね,2013年2月に発売開始となった処方箋医薬品やねん。

成分としてはお馴染みの「アレグラ錠」のフェキソフェナジンが抗ヒスタミン成分として1錠当たり30mg配合され,

さらに,血管収縮作用があり,鼻づまりに作用する成分として塩酸プソイドエフェドリンが1錠当たり60mg配合されているという薬の事や。

ただし!売れてない(笑)

錠剤がデカすぎるねん!

横17.5mm,縦7.8mm,厚さ6mmもあるドデカい錠剤やからなぁ。

これを12歳以上なら1回2錠飲まないとアカンねんで?

飲みたくないでしょ?なので(?)売れてまへん!

[/box]

ニュースとしてはいいけど,まぁ臨床的にはあんまりテンションの上がる情報ではないという事でしたぁ。

アレグラ錠60mg+血管収縮作用のある点鼻薬使う方がラクやと思うねん,僕。

ジェネリックがあるから安いし,OTCなら内服薬の組み合わせ方で実現可能やねんで?

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フェキソフェナジンに,

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コールタイジンを足すねん。

コールタイジンはステロイドのプレドニゾロンと血管収縮成分のテトラヒドロゾリンを配合している点鼻薬やねん。

完全に鼻アレルギー診療ガイドラインにのっとった処方内容が実現できてるやん!

病院に行けないならこの組み合わせ,オススメやで。

 

アレルゲンエキスの舌下免疫療法も治療選択肢に位置付けられた!!

シダトレンって名前のスギ花粉を含むエキスが発売されてるんやけど知ってる?

MRさんに聞いたところ,味は少し甘くて酸っぱいらしいわ。

この液体薬を舌の下に滴下して使うねん。

舌の下に液体を2分間ほど溜めておいて,それから飲み込む。これを最初の2週間で量を増やしていって,3週目からは同じ量の薬を毎日さっき書いたような使い方で使用していくねん。

アナフィラキシーショックが出たらあかんので,最初の1回目の舌下投与は医療機関で行うねんで。やけど,2回目からは家でできる。ココが魅力的なんや。

舌下免疫療法はいつからはじめるのか?

スギ花粉の飛散が始まる3ヶ月以上前から治療を開始すると効果的なんやとさ。

大体やけど2月が花粉が飛ぶピークなので,遅くとも11月末までにシダトレンを使い始めないと間に合わない。

ちょっと注意や!!

ちなみにこの薬は学会主催の舌下減感作療法の講習会を修了した医師のみが治療できるねん。

せやから,近くの病院で処方してもらおうと思ったら事前に電話問い合わせするのがいいで!

せっかく行ったのに「うちではできまへん」とか言われたら悲しすぎるやん。[/box]

 

このガイドラインは,花粉症に関して別項目で治療方針を書いているのが凄い

これ,めっちゃわかりやすいよなぁ

軽症期の花粉症の薬の選択肢が広がったで!

今までは中程度以上の症状がないと処方はオススメされていなかった,点鼻ステロイド薬が軽症期でも使うように表記された。これは治療の幅が広がったと言えるわ。けっこう画期的やで。

内服薬は新たに4系統の薬が軽症期で第1選択薬として表記されたで!

  1. ケミカルメディエーター遊離抑制薬
  2. Th2サイトカイン阻害薬
  3. ロイコトリエン受容体拮抗薬
  4. プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2受容体拮抗薬

この4種類が新たに加わったわ。

 

まとめとしてガイドラインの内容の一覧表を貼り付けよう

ここまでの記載内容を一気に見れるように貼り付けておくので,参考にしてほしい。

アレルギー性鼻炎症状の重症度分類

アレルギー性鼻炎症状の重症度分類

各症状の程度は以下の通り

各症状の程度は以下の通り

通年性アレルギー性鼻炎の治療

通年性アレルギー性鼻炎の治療

重症度に応じた花粉症に対する治療法の選択

重症度に応じた花粉症に対する治療法の選択

これにてガイドラインの説明終了や!

これを元に,治療薬マニュアルや今日の治療薬を読むとめっちゃ勉強がおもろくなるで!!

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[amazonjs asin=”452425532X” locale=”JP” title=”今日の治療薬2017 解説と便覧”]

是非試してみてね☆

[voice icon=”https://keisyuke-blogyakkyoku.xyz/wp-content/uploads/2017/01/tako2.jpg” name=”けいしゅけ” type=”l line big icon_red”] 今回の記事はいかがでいたか?
アナタのお役に立てていれば幸いです!
もし良ければコメント欄から記事を読んだ感想や,ご意見,ご質問など寄せて下さい☆待ってます!!

[/ふきだし]

(出典:鼻アレルギー診療ガイドライン http://pgmarj.a-nex.net/)

鼻アレルギー診療ガイドライン

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記事の感想など,ひとこと頂けますか?

コメント一覧 (2件)

  • 最近サイトを見つけて、勉強させていただいています。
    鼻炎薬ですが、ガイドラインにはステロイド点鼻の記載はありますが、ザジテン、インタール、リボスチンなどの抗ヒスタミンの点鼻薬はないようですね?
    抗ヒスタミン薬は錠剤がメインのイメージです。点鼻薬が処方されるのはどんな場合なのでしょうか?
    錠剤と効果は同程度なのでしょうか?
    ご意見いただけたら助かります。

    • 吉成 様
      コメントありがとうございます。
      そうなんです、抗ヒスタミン点鼻薬はガイドラインの中では選択肢に存在していません。
      これについては成分を考えると良いのではないでしょうか。
      内服の抗ヒスタミン薬に比べて点鼻薬の抗ヒスタミン薬の成分は臨床上の有効性が落ちます(内服薬の成分が明らかに効果の向上、副作用低減の面で優れている)。
      それだけではなく、ケトチフェンなどについては脳内占拠率が高い成分のため、眠気の副作用が出る可能性もあるので、
      使うとしてもあくまで抗ヒスタミン薬の点鼻薬は「補助的な位置付け」と考えるのが妥当だと思われます。
      http://minds.jcqhc.or.jp/n/medical_user_main.php
      リンクを貼りますね。点鼻薬についてはナゾネックス(ステロイド点鼻薬)とインタール点鼻薬(抗ヒスタミン薬の点鼻薬)の比較に関する論文があり、効果は圧倒的にナゾネックスが優れていたという結果が書かれています。これからも、ガイドラインに点鼻ステロイド薬が存在するのに対して点鼻抗ヒスタミン薬が入ってこない根拠になるのではなかろうかと考えます。

吉成 菜央 へ返信する コメントをキャンセル