花粉症対策には市販薬がおすすめ!花粉症治療から考えるセルフメディケーション
※当ブログはアフィリエイト広告を利用しており,記事にアフィリエイトリンクを含むことがございます
まいど!けいしゅけ(@keisyukeblog)です☆
Hey!みんな,目ぇ掻いてるかい?水っ鼻垂れてるかぁーい?
Yeeeeeeeeaaaaaahックション!!!!!!!!!!!
いい返事だ。みんなエエ感じにくしゃみも出てるやん。ほんじゃ記事本編に行くで。
花粉症対策に市販薬をおすすめする!病院に行くのと値段が変わらへんどころか,安いからや!
読んでください。
冒頭のテンションがおかしいことに辟易せずに,どうぞ読んでいってくださぁぁぁい!!!!
参考文献リスト
1) 総務省統計局HP 人口推計(平成29年(2017年)9月確定値,平成30年(2018年)2月概算値) (2018年2月20日公表)
2) 厚生労働省 はじめに ~花粉症の疫学と治療そしてセルフケア~
3) 厚生労働省 花粉症Q&A(平成22年度)
4) 厚生労働省 平成27年度 国民医療費の概況
[/box]
目次
風が吹いたら桶屋が儲かる。風が吹いたら病院・薬局が儲かる。
もし,市販薬を買ったらどうなる?医療費は抑制できるのか??
毎年2月の終わりから3月初旬になると,花粉症患者さんが一気に薬局に訪れます。ああ,今年も春がやってくるのか。そう思うのもつかの間,自分自身もお薬の説明を患者さんにしながら,
ふ,ふぇーーーーっくしょん!!(ズビッ)
と盛大にくしゃみをしてしまうのです。(そして鼻をすするというオジサンの力を見せつけるわけです,ええ。)
スゴいだけで成立する会話が今年もやってきました。
「(花粉の飛散量が多くて症状が)スゴい」
先生,おもんない入りの文章はここらへんにして教えて欲しいんでちゅ!
あのでしゅね・・・
(え?サラッとおもんないって言わなかったか?いま。気のせいか?気のせいだとも,そうだとも。)
う,うん??なんてなんて???
ちゃんと聞いとけ。
あのでしゅね,花粉症の友人にに「市販薬でうまいことやったら医療費が安く済む気がするけど,実際どうなん?なんか知ってることあったら教えてくれへん??」って気持ち良いくらいストレートな質問を受けたんでちゅよ。
けれど,単純にネット検索で市販薬の値段だけを言うてもピンと来ないと思うんでちゅ。
だって,市販薬は保険適応じゃなくて100%負担,つまり全額自費。それに対して病院受診して調剤薬局で薬をもらうと1割~3割の自己負担でちゅからね。医療機関を利用した方が安いと思いこんじゃいがちだと思うんでちゅ。
そこで先生,質問でちゅ。日本人の花粉症人口は何人で,1シーズンいくら医療費(自己負担+保険負担)はかかってるんでしょうか??
なんかゴッツいこと言われた気がするけど(聞いとけとか言わんかったか?いま),それはええわ。
なるほどね。タコちゅけ,それおもろいやんか。
なんとなく毎年受診しているから病院に行って薬局で薬をもらっているという人(自分を含めて)も,もしかすると市販薬を購入することで時間の節約やお金の節約(個人というより国単位での節約も考慮)ができるということに気が付くかもしれへんわ。
さらに言えば,なぜ多くの人が市販薬でのセルフメディケーションではなく,皆保険を使った医療機関受診を選ぶのか?なぁんていうことがテーマになるような気がするんやけど,どうやろう?
ちょっくら資料をまとめながら比較・検討してみようか!!
あ・・・ホンマや。どうしてなんでしょうね?
市販薬を購入することが経済的にメリットがあるとしたら,それを選ばない理由って何だろう?これは確かに掘り下げて考えてみたいでちゅ!!
よろしくお願いしまちゅ!!!
カワイイってええなぁ・・・。(さっきのんは空耳やったってことにしよう。)
今回の記事の問題をPECOを立てて定式化して明確にする
P:花粉症の症状が毎年出る34歳男性(けいしゅけ)
症状は中程度:目のかゆみ(+),鼻水(+),くしゃみ(+),皮膚のかゆみ(-),発熱(-),鼻づまりに関しては寝るときだけ症状があり寝苦しい。毎年,耳鼻科に受診して以下の処方を受けている。
処方内容
Rp.01 [般] フェキソフェナジン錠60mg
(先発品名:アレグラ錠60mg®) 1回1錠 1日2回 28日分
Rp.02 [般] クロモグリク酸Na点眼液2%
(先発品名:インタール点眼液2%®) 1回1滴 1日4回(朝・昼・夕・寝る前)両眼に点眼 3瓶
RP.03 [般] ベクロメタゾンプロピオン酸エステル 1.50mg 0.9087g
(先発品名:リノコートパウダースプレー鼻用25μg®) 各鼻腔内に1日2回(1回噴霧あたりベクロメタゾンプロピオン酸エステルとして25μg),朝,夜(起床時,就寝時)に噴霧吸入 2瓶 [/box]
E:市販薬で同成分の薬を買う
C:これまで通り病院で薬をもらう
O:医療費は抑制できるか? 症状は同じように抑えられるか?
さらに,仮に市販薬で薬を買うことが従来通り医療機関を受診するよりも経済的なメリットがあった場合,
なぜ多くの人が市販薬でのセルフメディケーションではなく,皆保険を使った医療機関受診を選んでしまっているのか?
これを掘り下げて探ってみたいと思います!!
日本の花粉症人口は約2,500万人。医療費は1兆6,500億円もかかっている
単純に窓口負担金額の数字で安いと感じるのは思考停止の証拠かもしれない
さて,冒頭で花粉症による受診・処方箋医薬品を受け取ることをやめ,市販薬で対処したら医療費が抑制できるのではないか?という問題提起をしました。しかしながら,実情としては自分を含め花粉症シーズンになれば病院に行くのが当たり前になっていますよね。ここでは現状でどのくらいの患者がいて,医療費の総額はおよそどれくらいになっているかデータを示そうと思います。
総務省統計局による資料1によると,日本人の人口は1億2656万人である。そして厚生労働省資料に目を通すと,スギ花粉の有病率2は20%を超える報告があり,なんと約5,000万人がスギ花粉患者という結果が得られています。
いったい医療費はどのくらいかかっているのでしょうか?平成22年度に厚生労働省が出したQ&A資料3によれば,花粉症治療にはワンシーズンで初めて花粉症治療を受ける患者で12,000~17,000円*,毎年診察を受ける患者で7,000円から12,000円*程度の負担になるようです(すべて3割負担計算の負担額)。多くの患者は毎年治療を受けているであろうと思われますので,本記事では患者1人あたり10,000円*の治療費を3割負担で払っていると考えて話を進めていこうと思います。(*診察や調剤薬局で薬をもらう費用の合計額であり,薬代だけではありません)
3割が患者負担とすれば,残る7割は国の負担=我々の税金での負担となります。これはいくらになるか計算してみると,なんと患者1人当たり23,000円にもなるのです。医療費全体でいえば10,000円の自己負担と23,000円の税金を支払い,合計で33,000円が花粉症治療にかかる医療費という計算です。スギ花粉の患者数は約5,000万人なので年間で医療費合計は1兆6500億円になります。ちなみに,平成27年度の国民医療費は42兆3,644億円4です。
Q20.花粉症の治療にはどのくらいお金がかかりますか。
3割負担の方の場合は,初診で検査を行うには6000円がかかります(ただし,特定機能病院の場合は,さらに加算があります)。さらに次の診療からは,毎回再診料などがあり,薬剤(経口薬,点鼻薬,点眼薬など)を2ヶ月使用し,それでワンシーズン6000円程度になります。つまり,その方の重症度により異なりますが,初めての年ではトータルで12000円から17000円程度,次の年からは(再診扱いで追加検査を行わない場合)7000円から12000円程度の負担になります。
厚生労働省 花粉症Q&A(平成22年度)より引用
えーっ!!!
1シーズン(2カ月)花粉症治療にかかる医療費って,医療費全体でいえば10,000円の自己負担+23,000円の税金を支払い=合計で33,000円
月当たり16,500円も花粉症への医療費ってかかってたんでちゅか!!!???
スギ花粉の患者数は約5,000万人で年間で医療費合計は1兆6,500億円・・・。
国民医療費は42兆3,644億円だから,花粉症の治療費だけで年間医療費の約4%も占めてましゅ・・・。
[/ふきだし]
すんごい額やなコレは!
データを見る限り,少なくとも僕たちは医療費に対して税金で補填されている見えない7割負担の金額をまるで考えていないように思える。
人によっては9割が皆保険による負担であるから,単純に窓口負担金額の数字で安さを感じているのは思考停止している証なのかも知れへんね。
僕自身が受診することが当然のようになっていたので,これを機会にセルフメディケーションと向き合ってみようかと思う。
・・・それにしてもなぜ,見えない7割分の税金負担金額にかくも僕たちは鈍感になってしまうのだろう??
花粉症という対症療法疾患ですら,日本人はなぜセルフメディケーションしないのか?
ここで結論を先取りすれば,僕たち日本人は国民皆保険という有難い制度を「当たり前のもの」と考えており,医療機関を受診した際に窓口負担のほとんどが自分たちが支払っている税金でまかなわれている事実に鈍感になってしまっている(鈍感にならされている)と言えるのではないでしょうか。
これは病院窓口や調剤薬局でもらう診療・調剤報酬明細書が金額ではなく,保険点数で書かれていることに原因の一つとして挙げられよう。点数という表現によって実際にかかっている医療費の金額が隠され,自分の負担額がいかに少ないか(逆に言えば税金で賄われている金額がいかの多いのか)を認識できないのではないか。故に,窓口負担が安く,医師に診察してもらえる安心感が得られ,処方箋医薬品はよく効くといった期待もあり,医療機関への受診を選んでいる,いや,選ばされているのかもしれない。
とはいえ,診療報酬明細書や調剤報酬明細書が点数ではなく金額で書かれ,医療機関で受け取る領収書に自己負担額よりも大きな文字で税金負担額が記載されるといった状況はすぐには生まれないでしょう。ですので,いつもの処方箋医薬品と同じ成分の市販薬を買った場合の医療費の総額がいくらになるかをこの記事では示してみたいと僕は考えたのです。
市販薬によって毎年飲む薬や使う点眼薬,点鼻薬が代用出来て,かつ,かかる費用が医療機関を利用するよりも安く抑えられるとするならば,(僕を含め)我々は市販薬で対処するセルフメディケーションを選択する可能性があるのではないでしょうか。極端に言えば,時間も税金も自分の財布の中のお金も節約できるのであれば,セルフメディケーションを選択する必要があるようにさえ思えてくる。
しかし誤解しないでいただきたいのです。重症患者さん,喘息などの基礎疾患がある方,はじめて花粉症様の症状が出たという方が病院に行くことをやめるよう訴える意図はないので,あらかじめここに断りを入れておきます。
病院で出される薬も対症療法に過ぎないのだ
ここで再び,厚生労働省資料2を引き合いに出して花粉症治療とセルフケアについて紹介しようと思います。
スギ花粉症の治療って何をする?
対症療法:
- 内服薬による全身療法
- 点眼,点鼻薬などによる局所療法
- 鼻粘膜への手術療法
対症療法として抗ヒスタミン薬(第一世代,第二世代),化学伝達物質遊離抑制薬,ロイコトリエン拮抗薬などの内服や点鼻,点眼,そしてステロイド薬の点鼻,点眼などが組み合わせられます。
鼻の症状ではくしゃみ,鼻汁が強い症状の場合は第2世代抗ヒスタミン薬が多く使われます。鼻閉が症状の主体である場合にはロイコトリエン拮抗薬がよい適応となります。
どの症状も中等症以上になった場合には主として鼻噴霧用ステロイド薬がもちいられます。より鼻づまりが強い場合には点鼻用血管収縮薬や,場合によっては内服のステロイド薬を使います。この内服ステロイド薬は2週間を目途として使用します。全身性のステロイド薬の筋肉注射はアレルギー専門の施設ではその副作用の問題からほとんど行われていません。
眼の症状に対しては抗ヒスタミン薬の点眼液,化学伝達物質遊離抑制薬の点眼液がその主体となりますが,症状の強い場合にはステロイド点眼液を使用することがあります。この場合には眼圧の上昇に注意が必要です。
現在,アレルギー治療薬の使用方法として花粉飛散開始とともに薬剤の投与を始める初期治療が一般的であり,季節が始まって症状が出現してから薬剤を服用し始めるより効果が高いことが分かっています。
副作用としては,抗ヒスタミン薬は多かれ少なかれ眠気が出ることがあります。鼻噴霧用ステロイド薬は局所のみで血液中に入らないため副作用は少なくなっています。
血管収縮薬は使いすぎると血管が薬剤に反応しなくなり逆に拡張し続けるため鼻閉がひどくなることがあり,注意が必要です。市販薬の点鼻薬にも含まれていますので注意して使用しましょう。
そしてこれらの成分の多くが市販薬として売られています。
これが医療用のフェキソフェナジンと同量で28日分(56錠)で1,000円ほど。非常に安い!1シーズン2カ月として2000円で済んでしまいます。
この商品には [般] クロモグリク酸ナトリウム点眼液2%と同じ成分が入っています。ただし濃度は医療用の半分の1%。値段は1瓶で697円。市販の目薬は1瓶15mL入っているので医療用で多い5mL規格の3瓶分に相当します。1瓶あれば1シーズン乗り越えられるかもしれない量です。
【般】ベクロメタゾンプロピオン酸エステル点鼻液50μg と同じ濃度のステロイドが入ってます。商品名で言えばリノコート®と一緒。
添付文書の注意事項として1年間で1カ月を超えて使用しないように記載があるので,1瓶買ってホンマにしんどい1カ月間だけ使うしかないようです。添付文書の記載方法を守らず使用したことによる副作用は医薬品副作用救済制度の対象外になるので必ず守りましょう。
根治療法:
- 原因抗原(花粉など)の除去と回避
- 減感作療法(抗原特異的免疫療法)
減感作療法は抗原特異的な免疫療法とも呼ばれ,花粉の抽出液の濃度を少しずつ上げ注射して,身体を花粉に慣らす(花粉に対し防御する免疫を獲得する)ようにさせる方法です。
週に1ー2回の注射で進みますが,維持量からは2週間に1回を2ヶ月間続け,その後1ヶ月に1回の注射となります。これは体質改善のため2年以上続けることが重要です。
やめた後でも効果が持続するのがこの治療法の特徴であり,2年以上続けた患者さんの約60%の方に効果が持続しています。
花粉症のセルフケアを実践してみよう
自分でできるセルフケアとしては外出時にマスク,めがねをして,原因の花粉を少しでも体の中に入れないようにする努力が大事です。
花粉症用のマスクでは花粉が約1/6,花粉症用のめがねでは1/4程度に減少することが分かっています。
また花粉情報に注意し,花粉飛散が多いときには無駄な外出は避けるようにするのも一つの手になります。家にいる場合でも用心に越したことはないので,花粉飛散の多いときには窓の開け閉めは最小限にするのが良いかも!?なんやかんやで結局は室内に関して言えば空気清浄機があるのが理想でしょうが…。本記事の論旨とははずれるので紹介だけに留めます。
日本気象協会の花粉情報ページでチェック
もし,外出するなら何が対策としてできるでしょうか?
ひとまず,花粉のつきやすい表面が毛羽立っている上着を着ることは避けましょう。あとは外出から帰ってた時にすぐに顔を洗い,うがいをすることがおすすめです。物理的に花粉と触れにくくしましょう。
結局,セルフメディケーションすると医療費は安くなるのだろうか?
全体の医療費は先に示した通り,1患者あたり16,500円かかる結果を思い出してください。この金額は診察料なども含まれるため,純粋にこの中での薬剤費はいくらになるのかわかりにくいですから,計算して明らかにしてみます。
~仮想症例けいしゅけの場合~
Rp.01 [般] フェキソフェナジン錠60mg (先発品名:アレグラ錠60mg®) 1回1錠 1日2回 28日分
Rp.02 [般] クロモグリク酸Na点眼液2% (先発品名:インタール点眼液2%®) 1回1滴 1日4回(朝・昼・夕・寝る前)両眼に点眼 3瓶
RP.03 [般] ベクロメタゾンプロピオン酸エステル 1.50mg 0.9087g(先発品名:リノコートパウダースプレー鼻用25μg®) 各鼻腔内に1日2回(1回噴霧あたりベクロメタゾンプロピオン酸エステルとして25μg),朝,夜(起床時,就寝時)に噴霧吸入 2瓶
処方内容はこんな感じでした。
医療用医薬品の薬価の合計を試算してみる
先発品調剤の場合
アレグラ錠60mg®は1カ月で56錠必要。現在の薬価は64.9円 / 1錠なので,3,634.4円 / 月
インタール点眼液2%®は1カ月で3瓶必要。現在の薬価は653.3円 / 1瓶なので,1599.9円 / 月
リノコートパウダースプレー鼻用25μg®は1カ月で2瓶必要。現在の薬価は1,049.5円 / 1瓶なので,2099円 / 月
合計すると,7,333.3円 / 月です。3割負担の場合はおよそ2,200円の負担です。
後発品調剤の場合
フェキソフェナジン錠60mgで,最も安い薬価のジェネリックの薬価は19.4円 / 1錠なので,1086.4円 / 月
クロモグリク酸Na点眼液2%で,最も安い薬価のジェネリックの薬価は現在の薬価は162.2円 / 1瓶なので,486.6円 / 月
ベクロメタゾンパウダー25μg 1.50mg0.9087gで,最も安い薬価のジェネリックの薬価は現在の薬価は715.4円 / 1瓶なので,1,430.8円 / 月
合計すると,3,003.3円 / 月です。3割負担の場合はおよそ900円の負担です。
市販薬の場合はいくらになるのだろうか?
それでは,市販薬での合計金額を算出していきましょう(値段は変わるので目安にして下さい)。
アレルビ錠(フェキソフェナジン)は56錠包装で売っています。コレは28日分になり,1,040円 / 月
マリンアイALG 15mL(クロモグリク酸Na点眼液)は15mL入りなので1瓶で1か月分になります。697円 / 月
パブロン鼻炎アタック(ベクロメタゾンパウダー)は120噴霧で,1カ月間の試用期間制限付き。1185円 / 月
合計すると,2,922円 / 月です。
市販薬がイッチバン安いじゃないでちゅか!!
1患者あたり医療費総額で1万円 / 月かかっていることを考えると,差額は1患者あたり7,000円以上も安くなるという事なんでちゅね。
[/ふきだし]
記事の感想など,ひとこと頂けますか?
コメント一覧 (4件)
季節ネタありがとうございます。面白くて改めて考えるきっかけになりました。個人的には医療費控除とセルフメディケーション税制選択適用ではなく両方申請OKになったらセルフメディケーションの促進になる気がしています。
みった様
コメントありがとうございます☆
その意見も超ど真ん中な意見やと思います。
加えるならば、仮にこのまま医療費控除と選択適用で行くならば、
セルフメディケーション税制の「購入費用のうち1万2000円を超える額(上限金額:8万8000円)を所得控除できる。」
この額を『購入費用のうち5000円を超える額(上限金額:9万5000円)を所得控除できる』くらいまで引き下げて誰もが手を出すようにしちゃうか、
「購入費用のうち1万2000円を超える額(上限金額:8万8000円)を所得控除できる。」は据え置きでセルフメディケーション税制対象商品を限定しないようにする。
こういったことがあるかも知れませんね。
とはいえ、はじまったばかりの制度なので、結果としてどんな経済効果が出たか?というデータが出たら括目したいと考えております!
いつも参考にさせていただいております。
やはり医療費削減という言葉に惑わされているばかりでなく、我々薬剤師が日頃からセルフメディケーションの重要性を意識しながら、セルフメディケーションでコントロールできない人には受診勧奨する、という一連の仕事をしないといけないですよね。
セルフメディケーションの手助けができるようもっとコミュニケーション、勉学に励まなければと思いました。ありがとうございます。
ヘキサゴン 様
コメントありがとうございます!
自分自身への気づき・自戒を込める意味でも本記事で「セルフメディケーション」による医療費全体に対する意味合いを考えてみました。
セルフメディケーション⇒セルフメディケーション税制⇒市販薬買ったら節税になるらしいという印象だったのですが、
いやいや、なんか違うんじゃないの?そんな浅いものではなかろうに。もっと本質的な意味があるからこそ税金還付を国は勧めているのだろうと深堀したかったのです。
掘ってみると思わぬ金脈に遭遇したと言いますか、想像以上に経済的メリットはあることがわかりました。
かと言って、短絡的にセルフメディケーション万歳!推し進めるべし!は違うとも感じました。
ヘキサゴン様が仰る通り、セルフメディケーションの手助けができるようもっとコミュニケーション、勉学に励まなければと私も思っております。