調剤において,時間がかかるのは
- 半錠を作ること
- 1包化すること,および,その際の脱ヒート(シートから錠剤やカプセルを出すこと)
この辺やんな?
細かく言うと散剤の秤量や軟膏の混合もそうや。
が,しかし。
今回は安くてイイモノを紹介したいから,
- 散剤は円盤分包機やVマス分包機を使いこなせば時短できる
- 軟膏の混合は軟膏練太郎くんがあれば早くなる
これら100万円クラスの買い物になるもんは今回の話からは除外や!
粉砕調剤も時間がかかるって?
うん,そやね。
せやけど,ユヤマの錠剤粉砕機くらいしか使うもんはないし,3万円くらいだからみんな知ってるし,これも除外や!!
せやからテーマは「半錠を早く作ることと,脱ヒートを早くする器具の紹介」ここまで絞るわ。
これらにかかる時間を短くできるとしたら?できる器具があるとしたら?使いたくなるやろ?いや,使うべきや!!!
ってなわけで勝手に紹介していくでぇ~☆
半錠と脱ヒートの時短にオススメすぎる商品
もはやこれを使わないなんて考えられなくなる時短調剤器具トップ3を紹介していくで!
① プチはんぶんこⅡ
[amazonjs asin=”B009O79EQ6″ locale=”JP” title=”☆錠剤を手で触れずにカット!☆錠剤半錠器 プチはんぶんこⅡ (オレンジ)”]
間違いなく時短を実現できるわ!
使い方はカンタン。
ヒートの上からこの商品で錠剤を挟むだけ。ヒートもろとも半分に割れてしまいます。(ヒートは切れる感じになる。ヒートのゴミが混入することはない)
推奨する方法ではないですが,一応紹介するとやね,
割線のある錠剤(割線が深く入っているものはアカンで?ノルバスク錠5mgとか)も割線を無視して真っ二つに割ることができてしまうねん(笑)
驚異的な商品。
※ただし,割線は守って半錠にしないと成分量の均等割りができていない可能性があるので良い子はマネしないでね。
というやり方になります。
メルカゾールとか,気持ち良くはんぶんこできちゃいますよー。4000円の投資価値は確実にあると言い切れます!
[amazonjs asin=”B003NJTU2O” locale=”JP” title=”錠剤はさみお薬チョッキン HC-100″]
お馴染みの半錠バサミで半錠にするのと比べて,割線のない錠剤であればかかる時間は半分以下にできますわ。
もちろん,替え刃も売ってます。
[amazonjs asin=”B005GDXO86″ locale=”JP” title=”錠剤半切器(プチはんぶんこⅡ) 替刃 1箱(5枚入)”]
刃を変えないとメルカゾールなどは半分にしにくなるねん。具体的には,できあがった半錠が欠けていたりするようになるわ。綺麗に半錠にできなくなってきたら迷わず刃の交換をしましょう。
プチはんぶんこは半錠を作る時間を半分以下にできる超優れものやから,絶対に使おう,そうしよう☆
② トリダス
次はこれ。
この商品の次に紹介する予定の錠剤除包器(らく錠くん)HT-3003が高くて予算的にムリ!という場合や,らく錠くんが使いこなせない場合に非常に強い味方になる商品。
そして,この投稿の主役や。
こいつが一番のおすすめ商品の大本命♪
[amazonjs asin=”B008JQEX6O” locale=”JP” title=”★お薬取出器 トリダス”]
この商品がエエのは,カプセルやザイザルなどアルミピローの錠剤など,手で脱ヒートするのに苦労するものを素早く確実に取り出せることやねん。
手でヒートを挟むことができなくても,ヒートをセットしてトリダスの上から手のひらで下に押す事でも脱ヒートが可能。
③ らく錠くん
けいしゅけは大好きなのでやっぱり紹介してしまうのがコレ。
施設調剤など,1包化が増えれば増えるほどにコレなしでは効率が下がる。トリダスの弱点としては圧倒的に多い量の錠剤を脱ヒートするには,やはり時間がかかってしまうこと。らく錠くんは単位時間当たりの錠剤脱ヒート数は圧倒的に早い。
ただしネックは値段。
[amazonjs asin=”B01LZHGXUX” locale=”JP” title=”大同化工 錠剤除包器 らく錠くん HT-3003 (タイプ2)”]
プチはんぶんこⅡ と らく錠くんは使いこなせるまでは使いにくい
これは買った当初に絶対に思うねん。
失敗したか?って。いや,ちゃうで!使いこなせればムッチャ使いやすいし手放せなくなるわ!
慣れるまでが大変っていうのは車の運転や自転車に乗れるようになるのと同じ感覚
どうしてもこれら3点(ってか,プチはんぶんこ&らく錠くんの2点やね)は,はじめのうちは使いにくいのが特徴。
これは先に言っておく。けど,自転車や車の運転も同じやわ。
最初はこんなもん乗れるか!って思うけれど,乗れるようになると絶対に手放せへん。
そういったものが上記の3点。
慣れたらもう,手放せへんから。
とりあえず,どの商品でもいい。
1点からでいい。
買いなはれ
使ったことないものがあったら,使ってみることを強くオススメします!!
薬剤師の時給って高いねんから,業務効率化は必須やて
この視点から言っても,調剤時間の短縮に役に立つ商品やテクニックは使っていくべき。
それが僕の持論やね。
- 監査にかける時間を延ばすことに節約できた時間を使える
- 薬歴を書く時間が作れる
- 患者さんの待ち時間が減る
- 心の余裕が生まれる
- 忙しい時間帯の時間を短くできる
これらのような特典があげられますわね。ザックリやけど。
☞人件費の削減
ま,総合して言えるのは,これが一番やなぁ。
とにかく業務効率化ができれば残業時間などは確実に減らすことができるから,
人件費の削減につながるわ。
すると会社に出る利益が拡大するよね。
利益をもとに事業の拡大,従業員への還元が期待できるようになる。
ってか従業員に還元せぇ!って会社に言いたい(笑)
たかが調剤器具。されど調剤器具って感じやね。
最後に
ってなわけで3つの器具を紹介しました。是非買って,使ってみてよ。
どれ一つとして,買って損した!!とは言わせない商品やから。
だって,僕は毎日絶対に使ってるもん。店舗スタッフも全員使ってる。
そして,口をそろえて言うねん。「コレがなきゃ仕事にならん」
とね。

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