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内服薬調剤料の計算方法をたった30分で理解する!

内服調剤料の算定 計算方法を完全に理解しよう!

まいど!けいしゅけ(@keisyukeblog)です☆

さてさて、調剤料に関する記事を連載として書いていきます。今回は1つ目、「内服薬の調剤料の算定について」です。

今どき手計算なんかせぇへんねんからええやろ、という反論があろうかと思います。その考え、誤りとは思いません。

しかし、停電になってしまったり災害に見舞われた時、やはり手計算もできるのがプロってもんでしょう。そもそも、内服薬の調剤料の算定の基礎知識が備わっていないと、レセコンが自動計算してくれたものが合っているのかチェックができません。

なので少なくとも最低限の知識を頭に入れておく重要性はあるのではないでしょうか。

っちゅうことで記事にまとめます。

目次やで

内服薬にはどんなものがありますか??

けいしゅけ

タコちゅけ、内服薬って何ですか?

どういったものがありますか?

タコちゅけ

う・・・改めて聞かれると、「飲み込むもの」でちゅよね。ええと、錠剤とか、カプセルとか、散剤や水剤もでちゅ。

あれ?ピコスルファートNa内服用滴剤はどうなるんやろ??

けいしゅけ

ええ感じやん。ほとんど正解やわ。

タコちゅけのように、改めて考えるとサラッと言えず、答えに詰まってしまうわな。

よっしゃ、ちょっとまとめてみよう。

内服薬にはどんなものがありますか?

錠剤、口腔内崩壊錠、分散錠、粒状錠、カプセル剤、丸剤、散剤、顆粒剤、細粒剤、末剤、液剤、シロップ剤、ドライシロップ剤、経口ゼリー剤、チュアブル、バッカル、舌下錠があります。内服薬の調剤料はこれらについて算定します。
*浸煎薬、湯薬、内服用滴剤は計算方法が違いますので注意する必要があります。

ひとまず「内服薬って何?」の答えを得ることができました。次に、内服薬の調剤料の算定のルールを知り、計算ができるようになっていきましょう!!

内服薬の調剤料はどうやって計算するの?計算方法の基本を知ろう

僕の話で恐縮ですが、保険の勉強ってなかなか手を出しにくかったのを覚えています。理由はカンタンで、「計算方法がややこしそうやから」です。しかし実際に日常業務で調剤料の計算をしてみると案外、シンプルでした。

計算方法をこれから解説します。一見ややこしいです。けれど、だまされたと思って実際に処方箋を見て計算をしてみてください!

でけた💛

となること請け合いです。では、まとめていきまっせー!

内服薬の調剤料は処方日数で点数が変わる。14日目までがややこしい!

ほんじゃ、ちょっくら表にまとめてみますね。

日数点数
1~7日分まで5点(1日分につき)
 8~14日分まで4点(1日分につき)
 15~21日分まで67点(定額)
 22~30日分まで78点(定額)
31日分~86点(定額)

これを使ってちょっくら計算してみましょう。

ね?最初の14日まででしょ?ややこしいのは。

内服薬で4日分の処方の場合、調剤料は何点?

7日分までは1日当たり5点なので、4日分の処方なら5×4=20点となります。

内服薬で12日分の処方の場合、調剤料は何点?

①7日目までは1日当たり5点なので5×7=35点

②8日目から12日目までの5日分は1日当たり4点で計算します。よって、4×5=20点

③よって、1~7日分+8~12日分=35+20=55点

これが12日分の内服薬調剤料となります。

同様に、14日分処方の場合は、1~7日分+8~14日分=35+28=63点となります。

内服薬で17日分の処方の場合、調剤料は何点?

17日分なので、15~21日分の調剤料の点数が適用されます。

よって、67点です。

15日分でも、16日分でも、17日分でも、18日分でも、19日分でも、20日分でも、21日分でも、答えは同じで、67点です。

計算は14日目までがややこしく、21日分処方が調剤料的には損?

ここまでの例題を見てお分かりいただけると思います。14日目までが計算はめんどくさいという事が。

それと同時に、14日分処方で調剤料が63点に対し、21日分処方では調剤料って67点しかとれません。

たった4点しか差がないんです。これが2018年の診療報酬改定における調剤料の実質的な減算部分でしょう。

内服薬の調剤料算定 「剤」という考え方を知ってくれ!

処方例を出して「剤」というものを覚えちゃいましょう。


RP.01

  • [般] エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセル10mg 1回1カプセル

1日1回 夕食後 30日分

RP.02

  • [般] セレコキシブ錠100mg 1回1錠
  • [般] レバミピド錠100mg 1回1錠

1日2回 朝・夕食後 30日分

RP.03

  • [般] トコフェロール酢酸エステルカプセル100mg 1回1カプセル
  • [般] メコバラミン錠500μg 1回1錠

1日3回 毎食後 30日分

RP.04

  • [般] リルマザホン塩酸塩水和物1mg 1回1錠

1日1回 寝る前 30日分

以下余白


こんな処方が来たとしますわな。

この場合、

  • [般] エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセル10mg
  • [般] セレコキシブ錠100mg
  • [般] レバミピド錠100mg
  • [般] トコフェロール酢酸エステルカプセル100mg
  • [般] メコバラミン錠500μg
  • [般] リルマザホン塩酸塩水和物1mg

これら1つずつは「1銘柄」と言います。

一方で、

  • [般] エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセル10mg 1回1カプセル

1日1回 夕食後 30日分

これは「1剤」です。

  • [般] セレコキシブ錠100mg 1回1錠
  • [般] レバミピド錠100mg 1回1錠

1日2回 朝・夕食後 30日分

これも「1剤」です。

  • [般] トコフェロール酢酸エステルカプセル100mg 1回1カプセル

1日3回 毎食後 20日分

  • [般] メコバラミン錠500μg 1回1錠

1日3回 毎食後 30日分

これも「1剤」です。日数が違うところに注目してください!

  • [般] リルマザホン塩酸塩水和物1mg 1回1錠

1日1回 寝る前 30日分

これも「1剤」です。

「1剤」って何ですか?

内服薬調剤料の1剤とは、服用時点によって整理するものです。
服用時点が同一であるものは処方日数にかかわらず「1剤」として算定します。

タコちゅけ

なるほど!

そしたら、先ほどの処方例だと、「夕食後」「朝・夕食後」「毎食後」「寝る前」の4剤が処方されているというわけでちゅね!?

けいしゅけ

その通り!

この場合は、内服薬調剤料は全部で何点になる??

タコちゅけ

ええと・・・

夕食後 30日分 ⇒ 78点

朝・夕食後 30日分 ⇒ 78点

毎食後 30日分 ⇒ 78点

寝る前 30日分 ⇒ 78点

合計で、312点でちゅ☆

けいしゅけ

ブッブー!!

間違いや~

タコちゅけ

ええっ!?

計算ミスはしてないでちゅよ!?電卓使ったし!!

けいしゅけ

うん、実はねタコちゅけ。

内服薬調剤料の算定には大事なルールがあるんよ。それは・・・

内服薬の調剤料は「3剤まで」算定できるルール。 それ以上は算定できへんねん!これ大事やで☆

このルールがあることを覚えておきましょう。ココめっちゃ大事やで☆

ってなわけで、先ほどの処方例の場合は内服薬の調剤料の計算はどうなるでしょうか?

夕食後 30日分 ⇒ 78点

朝・夕食後 30日分 ⇒ 78点

毎食後 30日分 ⇒ 78点

寝る前 30日分 ⇒ 78点 ←4剤目になるので調剤料の算定は出来ない。つまり0点

よって、合計で234点。これが正解になります。

【応用】もし処方日数が剤ごとにバラバラだったら?

残薬調整などによって日数がバラバラな処方箋もあり得ますよね?その時の為に次のような場合を考えましょう

  • 夕食後 35日分 ⇒ 86点
  • 朝・夕食後 21日分 ⇒ 67点
  • 毎食後 29日分 ⇒ 78点
  • 寝る前 33日分 ⇒ 86点

こうなった場合は、何点を算定したらいいのでしょうか?

⇒ 内服薬調剤料 3剤の合計点数が高いものを選びます。

この中では、朝・夕食後 21日分 ⇒ 67点が最も点数が低いので、これを計算から除外します。

よって、86+78+86=250点を算定します。

タコちゅけ

メッチャ分かりやすかったでちゅ!これで計算でそうでちゅ!!

けいしゅけ

良かった!15~21日分で67点、22~30日分で78点、31日分以上は87点というのはスグに覚えられへんやろうから、監査台からスグ見て確認できるところにメモを貼っておくとかするとええで☆

内服薬調剤料算定に関するQ&A ~特殊な算定を除く~

ここまでで基本はバッチリです。あとはイレギュラーっぽい処方を見て、算定方法を覚えていきましょう。

「剤」の考え方が大事になるパターン

「毎食後」と「7時・13時・19時に内服」という処方箋が来ました。どちらも1日3回です。この場合はどのように算定したら良いですか?

「2剤」として計算します。服用時点が同一であるかどうか?で考えるため、上記の場合は別剤として考えて差し支えありません。

このQ&Aから学びたいことは、国が定めている「服用時点」の種類を知ることです。

  • 起床時
  • 食前(食直前や、食事の30分前は全て食前と考える
  • 食後(食直後や、食事の30分後は全て食後と考える
  • 食間
  • 寝る前
  • 時間指定系

けいしゅけ

赤太字の部分が特に注意が必要なところやで☆

「食直前」という用法と「食前」という用法が処方箋に書かれていたとしようか。

この場合は、どっちも「食前」として扱うねん!せやから、「1剤」として計算するねんで。(調剤料は日数の長い方で計算してな🎵)

次のような処方が来ました。一見すると2剤なのですが、よくよく見てみると3剤で算定できるのではないかと考えられます。如何でしょうか?

RP.01

  • A錠 1回1錠
  • B錠 1回1錠
  • Cカプセル 1回1Cap

1日3回 毎食後 21日分

RP.02

  • A錠 1回1錠
  • D口腔内崩壊錠 1回1錠

1日1回 寝る前 21日分

上記の処方の場合は、A錠が1日4回毎食後と寝る前という服用時点として1剤として算定できます。B錠とCカプセルは毎食後という服用時点で1剤、D口腔内崩壊錠は寝る前という服用時点で1剤となります。
よって、3剤として調剤料を算定して差し支えありません。

けいしゅけ

これは実際にあるんよね。

この場合は薬を入れる袋は「毎食後」と「寝る前」で出すのが患者さんへの思いやりだと思う。

僕の場合はそうしています。

内服薬と外用薬の調剤料の取扱いについて、同一の有効成分であって同一剤形の薬剤が複数ある場合は、その数にかかわらず1剤(1調剤)とされているが、「同一剤形」の範囲はどのように考えたらよいか。

下記の剤形については、それぞれ別剤形として取り扱う
○内用薬
錠剤、口腔内崩壊錠、分散錠、粒状錠、カプセル剤、丸剤、散剤、顆粒剤、細粒剤、末剤、液剤、シロップ剤、ドライシロップ剤、経口ゼリー剤、チュアブル、バッカル、舌下錠
○外用薬
軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、液剤、スプレー剤、ゼリー、パウダー剤、ゲル剤、吸入粉末剤、吸入液剤、吸入エアゾール剤、点眼剤、眼軟膏、点鼻剤、点耳剤、耳鼻科用吸入剤・噴霧剤、パップ剤、貼付剤、テープ剤、硬膏剤、坐剤、膣剤、注腸剤、口嗽剤、トローチ剤(参考:「薬価算定の基準について」(平成28年2月10日保発0210第1号)の別表1)
なお、本取扱いは、内服薬と外用薬に係る調剤料における考え方であり、例えば、調剤時の後発医薬品への変更に関する剤形の範囲の取扱いとは異なることに留意すること。

出典:平成28年度調剤報酬改定Q&A その2

剤形が 同じ or 異なる 場合で、別規格の処方が別の「剤」として処方箋記載があった場合の取り扱いについてこの項で学びましょう。

具体例1)剤形が同じ場合

RP.01 チラーヂン錠50μg 1錠 1日1回  朝食後 14日分

RP.02 チラーヂン錠25μg 1錠 1日1回  夕食後 14日分

この場合は、1剤14日分になるのでレセコン入力は以下のようにする必要が出てきます。

不均等入力ってヤツです。

RP.01

チラーヂン錠50μg 1錠(不均等0-1-0-0-0

チラーヂン錠25μg 1錠(不均等0-0-0-1-0) 1日2回  朝・夕食後 14日分
補足:(起床時-朝-昼-夕-寝る前)を表す記載方法として、(0-1-0-0-0)などと書きます←朝に1錠って意味。

具体例2)剤形が異なる場合 *ほとんどお目にかかることは無いのであくまで参考程度に。

RP0.1  A錠 2.5mg 1日1回  食後 14日分

RP0.1  A口腔内崩壊錠 5mg 1日1回  食後 14日分

この場合は、2剤14日分になります。先に挙げたH28疑義解釈が根拠となります。

同一有効成分でかつ、服用時点が異なり、剤形が異なっている

レセコン入力も上記のとおりで良い、となります。まぁ~、ほとんど見ることはないですよ。

補足やで☆
この規定についてのポイントを整理しまひょ☆でないとややこしくなるからね。

同一有効成分でかつ、服用時点が異なり、剤形が異なる場合に別剤形として算定します!

錠剤、口腔内崩壊錠、分散錠、粒状錠、カプセル剤、丸剤、散剤、顆粒剤、細粒剤、末剤、液剤、シロップ剤、ドライシロップ剤、経口ゼリー剤、チュアブル、バッカル、舌下錠

有効成分が異なり、服用時点が同じで、別剤形の処方の場合は「1剤」で算定しますよ☆

例を以下に示しましょう。

  • 錠剤とドライシロップ(散剤として調剤)で服用時点が同じ場合
  • 錠剤と口腔内崩壊錠
  • カプセル剤と散剤
  • 口腔内崩壊錠と細粒剤
  • 錠剤と顆粒剤

キリがないです。なので、逆に有効成分が異なり、服用時点が同じで、別剤形の処方の場合で「2剤」で算定する場合をまとめます☆

  1. 配合不適など、調剤技術上の必要性から個別に調剤した場合
  2. 内服用固形剤(錠剤、カプセル剤および散剤など)と内服用液剤の場合
  3. 内服錠とチュアブル錠または舌下錠などのように服用方法が異なる場合

けいしゅけ

これを踏まえて次の4つのQ&Aを読んでみてください。かなりスッキリわかるはずです☆

それでは、異なる有効成分で服用時点が同じ、かつ、剤形が異なる処方が来た場合はどうですか?

RP.01 [般] エピナスチン錠10mg 1回1錠 1日1回 寝る前 14日分

RP.02 [般] モンテルカスト細粒4mg 1回1包 1日1回 寝る前 14日分

この場合は、異なる有効成分で服用時点が同じで剤形が異なりますが、服用方法が同じなので1剤として内服調剤料を算定します。

 

それでは、異なる有効成分で服用時点が同じ、かつ、剤形が異なり、服用方法が異なる次のような処方が来た場合はどうですか?

RP.01 [般] エピナスチン錠10mg 1回1錠 1日1回 寝る前 14日分

RP.02 シングレアチュアブル錠5mg 1回1錠 1日1回 寝る前 14日分

この場合は、異なる有効成分で服用時点が同じで剤形が異なりますが、服用方法が異なるので2剤として内服調剤料を算定します。

以下の処方の場合もやはり2剤として考えても良いのでしょうか


Rp.1 テオドールシロップ2% 1回3mL 1日2回 朝食後と寝る前 5日分
Rp.2 ムコダインシロップ5% 1回6mL 1日2回 朝食後と寝る前 5日分
Rp.3 ポンタールシロップ3.25% 1回3mL 1日2回 朝食後と寝る前 5日分 

テオドールシロップは徐放性が失われるため、他のシロップとの配合しないこと、とあります。
また、ムコダインシロップとポンタールシロップは配合禁忌です。
このように配合(混合)できない場合には、3剤として扱い調剤料を算定します。

繰り返しになりますが、有効成分が異なり、かつ、服用時点が同じでも別剤として算定できる場合を書きます。

  1. 配合不適など、調剤技術上の必要性から個別に調剤した場合
  2. 内服用固形剤(錠剤、カプセル剤および散剤など)と内服用液剤の場合
  3. 内服錠とチュアブル錠または舌下錠などのように服用方法が異なる場合
補足やで☆

内服用固形剤と内服用液剤のどちらに分類してよいか悩む剤形として、

  • ゼリー剤(アリセプト内服ゼリー、アーガメイトゼリー 等)
  • 半固形剤(エンシュアやラコール等)

があります。

これらは、内服用剤として調剤料を算定します。

重箱の隅をつつくような質問です。
ムコダインドライシロップとアスベリン散の処方があったとします。
①ムコダインドライシロップを液剤としてお渡しした場合は、2剤として調剤料を算定しても良いですか?
②ムコダインドライシロップを散剤としてお渡しした場合は、1剤として調剤料を算定しますか?

①は2剤、②は1剤として算定してください。
ただし、①のようにしてお渡しする場合は、そのようにする必要性(指示があった、患者希望)を十分に考える必要があると考えます。

けいしゅけ

・・・まぁ、フツーにやってりゃ②で算定やわ。

①で算定する必要性ってほとんどないと思うで~。

処方期間や飲み方よりも、実際に「いつ」「何回」服用するかを意識するパターン

週に1回服用する骨粗鬆症の薬が処方されています。この場合の調剤料はどうなりますか?

例)[般] アレンドロン酸錠35mg 1回1錠 1日1回 起床時 8日分(週に1回服用する)

8日分として算定してください。この場合は、実際に服用する日数で算定します。処方期間は8週間ですが、実際に服用するのは8日分という考え方です。

けいしゅけ

8週間やねんから56日分として調剤料を取ってええんちゃうん?と思いがち。

ポイントは処方期間じゃなくって、実際に服用する日数で計算するってことやで☆

そやから8日分、39点を算定するねん。

同じ服用時点ですが、服用をスタートするタイミングが異なる場合の調剤料はどう計算したら良いですか?
単純に服用時点ごとに1剤とすべきですか?同時に服用しないなら別剤として取り扱えますか?

処方例)

RP.01 A錠 4錠 1日2回 朝・夕食後 14日分

RP.02 B錠 2錠 1日2回 朝・夕食後 14日分

*RP.01を服用後(15日目以降)にRP.02を服用開始

服用するタイミングが異なる(服用開始が異なり同時には飲まない)場合、服用時点が同じでも別剤として算定して構いません。この場合、2剤として計算します。

けいしゅけ

今までは服用時点が同じやったら1剤として算定するように取り扱われてきたんやけど、現在は服用開始のタイミングがずれていて同時に飲まない薬やったら、別の剤として考えていいねん。
注意やっ!

服用するタイミングが異っていても、別剤ではなく1剤として算定しなければいけない例もあります!

  1. 先発品を〇日分服用後に、後発品を△日服用するような場合
  2. 漸減ぜんげん処方の場合
    例)
    RP.01 プレドニゾロン5mg 4錠 1日1回3日分
    RP.02 プレドニゾロン5mg 2錠 1日1回3日分
    RP.03 プレドニゾロン5mg 1錠 1日1回3日分
    RP.01服用後にRP.02、RP.02服用後にRP.03を服用する

こういった処方が出た場合は1剤として算定します!!

「交互に服用する」という指示がある次の処方を受け付けました。この場合の内服薬調剤料の算定方法はどうなりますか?

RP.01 ワーファリン錠1mg 1回3錠 1日1回 夕食後 15日分

RP.02 ワーファリン錠1mg 1回2.5錠 1日1回 夕食後 15日分

(RP.01とRP.02を交互に服用する)

漸減ぜんげん処方と同様の扱いとして内服薬調剤料を算定します。本処方の場合は1剤30日分として算定します。

 

「隔日投与する」と1日おきに服用する処方を受け付けました。この場合の内服薬調剤料の算定方法はどうなりますか?

RP.01 メルカゾール錠5mg 1回1錠 1日1回 夕食後 15日分(隔日投与)

この場合は、実際に服用するのは15日間です。そのため、1剤15日分として内服薬調剤料を算定してください。

タコちゅけ

先生、たくさんの処方例をみながら勉強するとすっごく理解しやすいでちゅね☆

この資料は最終的には覚えたいでちゅけど、ひとまずブックマークしたり印刷して、手元に持っておきましゅ!

けいしゅけ

うん、僕も最初はそうしてたわ。

実際の処方と何度も何度も見比べていたらいつの間にか覚えちゃってると思うよん☆

チャンピックス、リウマトレックス、シダトレンなどの算定方法

最後に、特殊な調剤算定方法をする3つの代表的な薬を紹介します。

禁煙補助剤のチャンピックス®スターターパックが処方されました。算定方法を教えてください。
ちなみに、内容は以下の通りです。

処方例)
RP.01 チャンピックス錠 0.5mg 1錠 1日1回 夕食後服用 3日分
RP.02 チャンピックス錠 0.5mg 2錠 1日2回 朝・夕食後服用 4日分
RP.03 チャンピックス錠 1mg 2錠 1日2回 朝・夕食後服用 7日分

1剤14日分として計算してください。

例外的なものの代表がこれだと思います。

1つの医薬品を服用する処方であり、かつ、2週間の中で徐々にドーズアップする飲み方で1セットになっている処方のため、1剤14日分で算定すると考えます。

 リウマトレックスカプセル®について、入力方法を教えてください。

処方例 1)
リウマトレックスカプセル2mg 2cap 1回1Cap 朝夕食後 4日分 (毎週月曜日に服用)
リウマトレックスカプセル2mg 1cap 1回1Cap 朝食後 4日分 (毎週火曜日に服用)
処方例 2)
リウマトレックスカプセル2mg 2cap 1回1Cap 朝夕食後 4日分 (毎週月曜日に服用)
リウマトレックスカプセル2mg 1cap 1回1Cap 朝食後 4日分 (毎週火曜日に服用)
〇〇〇錠 2錠 1回1錠 朝夕食後 14日分
△△△錠 1錠 1回1錠 朝食後 14日分

処方例1)の場合、1剤8日分として考えます。
処方例2)の場合、リウマトレックス®を1剤8日分、その他の処方を2剤14日分で算定します。(合計3剤として算定)

リウマトレックスは、メトトレキサートを2mg含有する抗リウマチ薬です。

添付文書によると「通常、1週間単位の投与量をメトトレキサートとして6mgとし、本剤1カプセル(メトトレキサートとして2mg)を初日から2日目にかけて12時間間隔で3回経口投与し、残り5日間は休薬する。これを1週間ごとに繰り返す」とされており、従来の服用方法とは異なる医薬品であることがわかります。
そのため、食事を目安とした服用時点(=剤)により区分しようとしても、例えば「分2朝夕食後(毎月曜日)」と「分1朝食後(毎火曜日)」のように指示しなければならないため、同じ医薬品を一定間隔で連続して服用するだけなのに、従来の剤の区分で整理することができません。

つまり、リウマトレックスのような特殊な服用方法の医薬品については、無理に通常の剤により区分するのではなく、例外的な1剤の調剤料として解釈せざるをえないと考えます。

出典:H28年版 保険調剤Q&A じほう社

シダトレン花粉舌下液は、1週目、2週目、3週目以降で含量がそれぞれ異なりますが、調剤料はどのように算定したら良いですか?

1週目と2週目に使用する薬剤の調剤料は「内服用滴剤」、3週目以降に使用する薬剤の調剤料は「内服薬」として算定します。

シダトレンに関しては、用法用量がメチャクチャとくしゅなので、添付文書を参考にしながら勉強してみます。

【用法及び用量】

1 .増量期(1~2週目)

通常、成人及び12歳以上の小児には、増量期として投与開始後2週間、以下の用量を1日1回、舌下に滴下し、2分間保持した後、飲み込む。その後5分間は、うがい・飲食を控える。

2 .維持期(3 週目以降)

増量期終了後、維持期として、シダトレン スギ花粉舌下液2,000JAU/mLパックの全量(1mL)を1日1回、舌下に滴下し、2分間保持した後、飲み込む。その後5分間は、うがい・飲食を控える。

 投与時期1週目(増量期)  2週目(増量期) 3週目~(維持期)
 使用薬剤
(薬価収載名称)
 シダトレンスギ花粉舌下液200JAU/mL ボトル シダトレンスギ花粉舌下液2,000JAU/mL ボトル シダトレンスギ花粉舌下液2,000JAU/mL パック
 薬価収載単位
(規格)
 10mL 1瓶 10mL 1瓶  1mL 1包
 1日目0.2mL 0.2mL1mL
 2日目0.2mL0.2mL1mL
 3日目0.4mL0.4mL1mL
4日目0.4mL0.4mL1mL
5日目0.6mL0.6mL1mL
6日目0.8mL0.8mL1mL
7日目1mL1mL1mL

最後に

如何でしたでしょうか?

内服薬にはどんなものがありますか?という質問からこの記事は始まりましたね。

錠剤、口腔内崩壊錠、分散錠、粒状錠、カプセル剤、丸剤、散剤、顆粒剤、細粒剤、末剤、液剤、シロップ剤、ドライシロップ剤、経口ゼリー剤、チュアブル、バッカル、舌下錠があります。内服薬の調剤料はこれらについて算定します。

次に算定点数については以下の表に従って算定することを説明しました。レセコンが自動的にやってくれますが、手計算できるようになることが入力チェックするにあたって必要です。やっぱり知っておく必要はあると主張しました。

日数点数
1~7日分まで5点(1日分につき)
 8~14日分まで4点(1日分につき)
 15~21日分まで67点(定額)
 22~30日分まで78点(定額)
31日分~86点(定額)

次に、「1剤」って何ですか?を学びましたね。

内服薬調剤料の1剤とは、服用時点によって整理するものです。

服用時点が同一であるものは処方日数にかかわらず「1剤」として算定します。

これが答えでした。

そして、内服薬の調剤料は処方箋受付1回につき「3剤」まで、というルールがありました。

これらを基礎知識としてあとはQ&Aで実際の処方に即してどうやって算定するかをまとめてきました。

今後は外用薬や頓服薬、その他いろいろとまとめていきますのでよろしくお願いいたします。

けいしゅけ(@keisyukeblog)でした☆

けいしゅけ

今回の記事はいかがでしたか? アナタのお役に立てていれば幸いです!

もし良ければコメント欄から記事を読んだ感想や、ご意見、ご質問など寄せて下さい☆

待ってます!!

2 Comments

T・M

内服錠とチュアブル錠との服用方法が異なる場合でも2剤とみなすこと、同一有効成分でかつ、服用時点が異なり、剤形が異なっている場合も2剤として算定できること、知りませんでした。大変勉強になりました。これからも色々と教えてください(*ノωノ)楽しみにしております♪

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けいしゅけ けいしゅけ

コメントありがとうございます!!!!
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これからも少しでもお役に立てる記事を書けるよう努力してまいります
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