新人薬剤師が何を勉強していいか迷ったなら【保険調剤Q&A】を読め!

新人薬剤師が勉強するべきなのは保険である






新人薬剤師として調剤薬局にデビューしたあなた。薬剤師として見習いの時期に突入やね。あなたが一番悩むのはもしかして・・・

何をどうやって勉強していいか、わからへん!!!

って事かもしれないね。今回の記事では、そんなあなたが勉強するべきポイントを紹介していこうと思う。最低限の事に的を絞っているけれど、この勉強だけは絶対に外してはいけない!という事を紹介していこうと思う。

① 保険の勉強 ~保険調剤Q&Aを穴が開くほど読みまくれ~

まずあなたが最初に勉強するべきで、これからもずっと勉強し続けなければならないこと。

それが、保険や。

保険調剤薬局に努めているにもかかわらず保険がわからない。なんていうのは、論外

保険がわかることで、わかるようになる意外な事実4例

  1. 疑義照会の内容(照会した日時、照会した相手、問い合わせた方法、問い合わせた内容および返答)を書いていいのは処方箋の備考欄に書ききれない場合、処方欄の空いている場所に記載してもよい
  2. FAX処方箋による受付は認められない。仮にFAXで処方箋が送られてきていたとしても、薬局に処方箋原本が持ち込まれていなければ処方箋発行日から4日を超えた時点で期限切れとなる。一方で、処方箋原本が薬局に持ち込まれてさえいれば、1カ月先であっても薬は患者さんがとりに来た時にお渡しして良い。
  3. 期限が切れた処方箋に関して、医師への電話による疑義照会による期限延長は認められていない
  4. 朝食後の用法の内服薬1錠と、朝・夕食後の用法の内服薬(朝食後1錠、夕食後1錠)の処方において、朝食後の2つの錠剤を分包した場合に、1包化加算が取れる

こんなことが勉強することでわかるわけや。意外とこれを知らない薬剤師さんも多い。

保険を知らないと圧倒的に損をする

当然のことながら、保険を知らないと圧倒的に損をするどころか、最悪の場合、

薬剤師としての職を失う

理由はカンタンや。保険というものは、薬剤師としてやっては良いこととダメなことの一線を引くものやから。

だからこそ、保険をまず勉強してほしい。アナタが買うべきたった1種類の本がある。それが、じほう社が出版している「保険調剤Q&A」や。

類似する本はたくさんあるけれど、この本に敵うものは存在しないと言い切れる。

絶対に手に入れて読み込もう。

なぜ保険調剤Q&Aがおすすめなのか?

これは、けいしゅけの経験でお話しさせてもらう。保険薬局には「保険薬局業務指針」というものが存在するのだが、

結局何が言いたいのかわからない文章が集まっているだけの使えない本やねん。

現場に入ったらぜひ目を通してみてほしい。ホンマに、「日本語をどうやったら最大限、伝わりにくく文章化できるのか?」の選手権でもやったのか?と言いたくなるくらいに結論がグレーにまとめられている本や。

こんなものに価値はない。

一方で、保険調剤Q&Aはそんな保険薬局業務指針に書かれている文章の解釈がわからない全国の薬剤師さんから集められた質問に対して、答えを記す形で書かれている本であり、結論がハッキリとわかる。

ちなみに、けいしゅけは、この本だけを読み込むだけで、調剤報酬請求事務専門士2級を取れた。

まさに保険の勉強をするには必携の本だと言い切れる。

 

② 治療薬の勉強については、自分でできる事をする & 人から聴くことでやるのがオススメ

治療薬の勉強については2つの方法を合わせて行うのが間違いなく良いで。その2つの方法は次の通り。

  1. まずは自分でできる勉強はする
  2. 次に他人に積極的に聞くことで勉強する

これらについて順番に紹介するわ。全部けいしゅけが実際にやっていることばかりなので自信をもって紹介していくで。

自力で勉強するなら次の3つの方法で情報収集しよう

自分でできることは意外と多い。順番に説明をするので是非やっていってほしい

① 毎日の業務で、触った薬のうち3つの添付文書を通読する

まずはこれ。毎日絶対に欠かさずやることをおススメする。

継続することが大事なので、欲張らず、1日3つまでにするのがオススメや。

  • 用法
  • 基本的注意
  • 体内動態(特に排泄経路が肝代謝型か陣排泄型か)

この3つは絶対に見ておこう。

それだけで週に5日の勤務で15枚の添付文書が読める。1カ月(4週間)で60枚も読めるんやで?

これって膨大な量や。1日3枚の添付文書を読む。覚えておいてほしい。

けいしゅけ
特に用法や基本的注意は 保険 が通るかどうか?に関わってくるねん。保険上認められている使用方法でなければ、保険請求(患者さんの自己負担割合以外の調剤に関する料金を支払基金から払ってもらおうとすること)しても、「認めてない使用方法で調剤しているし医師にも確認してないから払いません。」と言われて支払ってもらえないことがあるのよ。これが「保険切られたぁ!」ってよく薬局の現場で聞く言葉の意味なのだ!

② 1カ月で1テーマ、治療薬マニュアルのまとめページを読み込んでひたすらその1テーマについてオタクになる。

ひとまず手持ちの薬の本なら何でもいい。けいしゅけは治療薬マニュアルが大好きなので治療薬マニュアルをオススメするが。

できればビッグテーマごとに勉強していくのがいいで。

  1. 降圧薬
  2. 利尿薬
  3. 糖尿病薬

などといったように。

治療薬マニュアルがオススメな理由

けいしゅけが治療薬マニュアルを好むのは次の理由がある。

  1. 薬の情報がとにかく詳しく載っている。類似本の「今日の治療薬」は服薬指導の前にちょっと見る、という意味では簡潔にまとめられているのでいいのだが、薬を勉強することを目的とするならば情報量が少ないのだ。
  2. スマホ対応で、在宅業務の途中でも本の中身をチェックできる
  3. 冒頭のまとめのページでガイドライン情報がチェックできる

こういった理由から、この本があれば手に入れたい情報がほぼ確実に、スマホからも手に入るから僕は好んで使っている

けいしゅけ
保険に詳しくなり、保険が分かったうえでこういった本で適用外使用を読むことで、薬の使い方に裏技がある!っていうだけでなく、「この適応外使用はどうやって病院は保険を通しているのか?」という新たな視点で見られるようになる。やはり、 保険 の勉強をしておくのはここでも重要性を思い知らされるねん。

③ 日経DIメディカルに登録する

日経メディカルOnlineに登録しよう。

登録方法は簡単だ。上記のリンクからページに飛び、

DI onlineに登録しよう

DI onlineに登録しよう

赤枠で示したところから会員登録が可能や。すぐに使えるようになるで。

このサイトの登録をおススメするのは、トレンドの記事を読むことで最新医療記事が読めるからやねん。

トレンド記事を読むと最新医療記事が読める

トレンド記事を読むと最新医療記事が読める

ここで読んだ医療記事で気になったページやテーマがあれば、添付文書や治療薬マニュアルの月間注力テーマにすればいいねん。

興味が沸いた事から勉強するのが頭に入ってきやすいからね。

けいしゅけ
ちなみに、コラム「セキララ告白!個別指導」では、保険を熟知していないとこんなにも役所からダメ出しを喰らう!という実体験が綴られているで。いくら薬のエビデンス(科学的根拠)がある使用方法をわかっていて、処方箋に書かれていることがそれを基にしたものであったとしても、やはり保険上認められているかどうか?をわかっていて(疑義照会したうえで)調剤できるか?というのは非常に大切であるって思い知らされるねん。僕もこのコラムは毎回読んでいて、けっこう事例を読んで焦ることがあるもの。

勉強するなら人の手も借りよう。方法は3つや

① 勉強会に参加する

これは薬局内で行うものではなく、MRさんなんかが持ってくる製薬会社主催で医師が講演する勉強会の事を指すで。

こうした勉強会は内容が濃いだけではなく、難しい。だけれども最新の臨床試験のデータに触れることができる機会やねん。

ちなみに、2年に1度の診療報酬改定の際にもレセコン会社が主催するような勉強会があり、保険の新しいルールが学べる機会があるので、これには積極的に参加するべきやわ。

② MRさんやMSさん(卸業者の営業さんの事)から情報誌をもらったら読み、論文がもらえるようなら頼む

もちろん、薬局内勉強会を開いてもらうことも一つの方法やで。

通常業務で時間がないのならば、こうした方法で論文などといった確かな情報を持ってきてもらったり、薬局内勉強会で手に入れるべきや。

ちなみに、日医工は保険調剤に関して非常に力を入れている会社なので、2年に1度の診療報酬改定のときには非常にわかりやすい資料を提供してくれるので、MRさんとは懇意にしている。実際、日医工のMRさんが来るとつい話し込んでしまうねんなぁ、僕。

③ 薬剤師さんのブログから情報を得るのも一つの手

例えば、けいしゅけが仲良くしている、やくちちさんが書いている 「薬剤師ときどき父」 などは情報が迅速で非常に重宝する。

薬剤師ときどき父

薬剤師ときどき父

もちろん、当ブログ 「けいしゅけのブログ薬局 情報館」 もよかったら使っていただきたい(笑)。

診療報酬改定があるときには、新しい調剤報酬のルールなんかも記事にしていきます!

 

まとめ ~なにはともあれ、保険の勉強が最重要~

今回の記事では保険と治療薬の2つの勉強をオススメしてきたが、結論としては最重要に位置するのは

保険を勉強すること

やね。これがまず新人薬剤師がやるべきことや。

あとは、関連記事の新人薬剤師がたった1週間で職場の先輩と打ち解ける為の6つのコツで紹介したような態度で現場に臨んでいれば、嫌でも調剤方法や医薬品情報は勉強できる。心配ないよ!

けいしゅけ
今回の記事はいかがでいたか?
アナタのお役に立てていれば幸いです!
もし良ければコメント欄から記事を読んだ感想や、ご意見、ご質問など寄せて下さい☆待ってます!!
新人薬剤師が勉強するべきなのは保険である

けいしゅけはアナタのコメントを待ってます!書いてもらうと喜びます☆質問も大歓迎!真摯にお答えいたします!