まいど!けいしゅけ(@keisyukeblog)です☆
『これからの正義の話をしよう』という本について、書いていこうと思てます。
むっちゃ内容が濃いから正直言って上手くまとまる気がしぃひんけども💦
そう言いつつも、チャレンジしてみます!なぜなら、あまりにも日常生活(特にビジネスシーン)の中で、本書から得た考え方が役に立っているからや。おそらくみんな同じやと思うねんけど(た、たぶんやで?)様々な困難に出会うことが仕事ではよくあると思う。
そのとき、みなさんは何を問題を紐解く基準として解決策を考えますか??
- 正しくあろうとすること、つまり『正義』
- 個人の自由を尊重すること、つまり『自由』


正義をめぐる古代の理論は美徳から出発し、近現代の理論は自由から出発すると言えるかもしれない
これからの正義の話をしよう p.23
もくじやで☆
例を挙げて、正義と自由を基準にした主張を見比べてみる
ちょっと意味がわかりにくいかもしれへんので、例を挙げてみるわな。
災害によって生活必需品が手に入らない状況になってしまった。
普段は当たり前に使っているティッシュペーパーが無い。
(180組×5箱のボックスティッシュが普段ならおよそ300円で買えるとする。)
さて、困ってしまった。
そこへ、全く被災していない地域からやってきた移動式の個人経営らしきコンビニエンスストアがやってきた。
「ふぅ、助かった。ひとまずちょっと買ってくるね」家族にそう告げ、ティッシュを求めて買いに行ったものの、驚くことになってしまった。
【ティッシュペーパー 180組 1箱600円】
間違いではなく、そう書かれている。完全なる便乗値上げや。5箱買おうものなら3000円と普段の10倍になってるやんけ…。
あなたならこの状況をどう考えるでしょうか?
先の例で言えば、大きく分けて2通りの反応になろうかと思われます。そう、『正義』または『自由』を基準にした考えによって異なってくるんちゃうかなぁと。
正義を基準にした考え方
- 道徳的に考えて、被災した人の弱みにつけこんで便乗値上げをして儲けようとする人間に憤りを感じる!決して許される行為ではないと考える。
- もしも反対の立場になろうものならば、必ずや同じ目に遭わせてくれる!!
こんなふうに感じる方がいるかも知れへんわな。なるほど、全くもって同感ですわ。

僕ならそう言うてまうかもしれません。
でも、もしも次のような意見が出てきたとき、「筋が通っていない」と言い切れるやろか?
ちょっと見てみましょか。
自由を基準にした考え方
- 売り手は被災地にボランティアで行くのではない。それどころか危険を冒して販売しに来た。価格を通常よりも上げることが非難を浴びる覚えはない。
- 価格はそもそも需要と供給のバランスで決まるのだ。需要が多く、供給が少ない現状で値段が高いのは当たり前の市場原理だ。
少なくとも、値段が上がることに対する正当性を考えると一理あるんちゃうかなぁ。
特に「危険を冒して売りに行っているのに値段が高いと非難される覚えはない」って言われてもうたら、果たして強く反論できるやろか?
僕はちょっと自信がないわ。もしも、売りに来ているのが自分の親戚だったら?なぁんて思うと余計に「便乗値上げするな!」って言いにくくなるのが想像できてまうから。

『これからの正義の話をしよう』は様々な例を、主義・主張を対比させて考える
上記の例に示した通りで、「これからの正義の話をしよう」は明確な答えが無い問題について様々な主義・主張から、この話って何が問題なんだろうか?を検討していく書籍だと僕は感じました。
例えば、ある問題□□があるとする。
これについて、ある立場から言えば○○ということが言えるだろう。一方で、異なる立場から見ると●●とみることもできましょう。
さらに、もしもこの問題が△△という条件であったとしたらどうなるだろうか??
すると様子が変わってくることがあるのです。○○と思えたものは△△という側面が見えてくるし、●●とみえた視点ですら、▲▲となってしまうんじゃないだろうか?
といった具合に例示した問題を掘り下げていくねん。
そうやって様々な見方で問題を見たとき、浮かび上がってくる意見を対話しながら検討してみようよ、という書き方をされている点が面白い!
『これからの正義の話をしよう』で挙げられる主義は主に4つ
本書に興味を持って読むのであれば、次の4つの主義について書かれていることを知っておくと理解しやすいかも知れません。
- 功利主義
- 自由市場主義(リバタリアニズム)
- 平等主義(リベラリズム)
- アリストテレスの正義論
それぞれの考え方については別の記事で書いていきますね。
けいしゅけともかく、この本ではこれら4つの主義がどのように実生活の問題に適応されているのか?それによって重視された考え方と、反対に見失ってしまうものはなんだろうか?について検討され続けます。
本書を読んだことによって、もしかすると実生活における問題にどのように向き合ったらいいのか?ヒントが得られるかも知れません。
大型連休にチャレンジするのにオススメの一冊です。
今回の記事はここまでや☆
最後まで読んでくださってホンマおおきにっ!!お時間を使って読んでくださったことに心から感謝申し上げます!

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