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薬局のデッドストック(不動医薬品在庫)の店間移動を効率化して廃棄ロスを50%減らす方法

チェーン薬局のデッドストック(不動在庫)を効率よく処理して廃棄処分額を半減する方法

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医薬品のデッドストック(不動在庫)によって期限切れで廃棄になる額ってどれ位やと思う?チェーン薬局(20店舗規模で考えてみる)であれば、100万円単位で月々廃棄処分になるねん。

せやから、不動在庫の店舗間移動を徹底しよう!と経営にかかわるスタッフは鼻息を荒くするんや。

そりゃそうや。廃棄処分になる医薬品の額の半分でも救うことができれば、何人の従業員の給料に充てることができるねん?って話やからね。これは経営陣だけが悩む問題ではないねん。従業員が意識して不動在庫が廃棄処理になるのを最小限になるように意識すれば、自分たちの給料になって帰ってくると思えばいいわ。

かと言って、不動在庫の処理って時間と労力を使うので嫌やって思う意見が多く出る。なので、けいしゅけ流ではあるが、最小限の時間と労力で最大限の成果(不動医薬品を多店舗で使ってもらうことで廃棄医薬品額を減らす)を上げる方法を書いていこうと思う。

不動在庫がリストアップされたエクセルファイルにひと工夫加える

多くの薬局でやる方法はおそらく、

「期間指定をして、一定期間(目安として多いのは3カ月。平均処方日数の3倍を目安にするといい。)処方されていない薬をデッドストック(不動在庫)としてリストアップする」

といったものではないだろうか?

毎月不動医薬品の店間移動を行う会社であったとしても、およそ30~50品目くらいは上がってくることが多いのではないだろうか?

3カ月に1度しか不動医薬品の処理を行わない会社であれば、50~100品目は不動医薬品として影の薄い医薬品たちが顔を出すわけや。

そして顔を出した医薬品が並ぶエクセルファイルに向かって思う事はただ一つ。

たくさんありすぎて処理するのがめんどくせぇっ!!

効率よく不動医薬品を処理するために最初にするべきこと ⇒ 在庫金額(購入価×数量)順に並べ替えるんやっ!

例えば、こんな風に不動医薬品が上がってきたとしようか。

  • アテレック錠20mg 薬価:95.3円/1錠 購入価:89.1円/1錠 数量:23錠 在庫金額:2049.3円
  • アデムパス錠0.5mg 薬価:673.4円/1錠 購入価:622円/1錠 数量:7錠 在庫金額:4354
  • インフリーカプセル100mg 薬価:17.8円/1Cap 購入価:16.7円/1Cap 数量:94Cap 在庫金額:1569.8円
  • セチロ配合錠 薬価:5.60円/1錠 購入価:5.40円/1錠 数量:88錠 在庫金額:475.2
  • プロレナール錠5μg 薬価:56円/1錠 購入価:48.2円/1錠 数量:61錠 在庫金額:2940.2円

まぁよくある感じを再現してみた。これがエクセルファイルとして抽出されるわけや。そして、多くの場合、上から順番にやっていこうとするのだが、赤線の下線部分に注目してほしい。

同じ手順で処理したとしてもセチロ配合錠を88錠、ほかの店舗で使ってもらったとしても救える廃棄ロス金額=在庫金額はたったの475.2円なのに対して、アデムパス錠0.5mgをたったの7錠、ほかの店舗で使ってもらうだけで救える廃棄ロス金額は約10倍の4354円や!

つまり、セチロ配合錠と同じような在庫金額の品目を10品目他店に店間移動し使用されて、ようやくアデムパス錠0.5mg 7錠を店間移動し使用されたのと同じ金額を救うことになるのだ。

時間も労力もかけずに、より多くの金額を救えるのはどーっちだっ???

火を見るよりも明らかだろう、アデムパス0.5mg 7錠を処方実績が現在もある店舗に移動することやわ。

不動在庫リストアップの際のコツ
不動在庫のリストを出したら、在庫金額(購入価×在庫数量)が高い順に並べ替えて高い順に処理していくのが効率的や!!
けいしゅけ
ハッキリと言っておこう。この手順をやらずに不動医薬品の処理が大変だ!と愚痴るのんは工夫が足りないだけや!

この方法をやれば、たとえ不動医薬品のリストに50品目上がってきたうちの30品目しか処理できなかったとしても、在庫金額の多い順に並べて上位から順番に不動医薬品30品目を処理できていれば、実は廃棄ロス金額としては50%以上も救うことができるねん!!!

 

デッドストック(不動医薬品)リストの在庫金額の高い上位10品目は処方が出てる店舗に直接交渉するのが正解!

 

多くのチェーン店の場合、デッドストック(不動医薬品)は以下のよう手順で各店舗から集積所に集められ、処方が出る店舗に振り分けられる。

  1. 全店舗から一度、不動医薬品リスト(商品名、品目数、数量、期限、製造番号などをエクセルファイルにまとめたデータ)を経営陣の不動品処理担当者のメールアドレスあてに送信
  2. 経営陣の不動品処理担当者が全店舗の不動医薬品の全品目をエクセルファイルにリストアップする
  3. 完成したリストを各店舗に公開
  4. 引き取り可能店舗が「引き取り可能店舗」の欄に店舗名を書く
  5. 経営陣の不動品処理担当者が各店舗に引き取り先が確定した不動医薬品リストを送信
  6. 各店舗はそのリストを元に、不動医薬品のうち引き取り手が見つかった商品を本社や倉庫など一括して集める場所に向けて発送
  7. 集約された不動医薬品が、引き取り手の店舗ごとに振り分けられ、各店舗に郵送される

 

このやり方は効率的なのだが、致命的な欠点が1つだけある。

引き取り先の店舗が、引き取ります!と声を上げてもらえない限り確定しないこと

これや。

 

もちろん、すぐれた本社機能が付いた在庫管理システムを組んでいる大型チェーン薬局であれば、処方が出ている店舗に自動的かつ強制的に振り分けられるのだろうが、中小企業の場合はそれほど優れた管理システムを導入できていない場合が多く、不動医薬品の引き取りについては先に挙げた手順のようになっており、不動医薬品の引き取り先は、引き取ると言ってもらえない限り決定できないわけ。

それによって起こり得る致命的な問題は3つ

  1. 本当は処方が出ていて引き取り可能なはずの医薬品が引き取ってもらえず、廃棄ロスとなる
  2. 引き取りに積極的でない店舗がなんとなく、メッチャ嫌なヤツって目で見られて店舗間の仲が悪くなる
  3. 高額商品の廃棄ロスの確率が、引き取り手を待つだけでは最大限まで下げられない

 

廃棄ロスを最小限にするために、不動医薬品の店舗間移動の効果をあげるコツ

非常にシンプルな策やねんけど効果は絶大や。

在庫金額の高いトップ10品目は処方が出ている店舗を在庫管理システムで検索し、直接その店舗に引き取ってもらうよう依頼する。

そして、依頼を受けた店舗は引き取りを拒んではいけないというルールとする。

けいしゅけ
この方法は、不動医薬品の店舗間移動を3カ月に1回のペースでやっていない会社で、かつ、在庫医薬品品目が多い店舗になるほど効果を発揮できる方法論や!

なぜなら、不動医薬品としてどれだけ多くの品目数が上がってきたとしても、廃棄ロスによる金額的ダメージが大きくなってしまう順に並べ替えてから処理するから。

そして、多くの場合、不動医薬品として上がってきた品目数の上位20%の品目数で、全不動医薬品の在庫金額の80%を占めているねん。これは【パレートの法則】として有名な法則に当てはまるものやから、知っておくといいで。

この法則を応用すれば、全ての店舗で不動医薬品として上がってきた品目を在庫金額順に並び替え、上位20%の品目を他店で使ってもらえたとすれば、理論上ではあるけれど全店舗で不動医薬品が期限切れになり廃棄ロスとなる在庫金額の80%を救うことができるねん!

 

デッドストック(不動医薬品)の期限切れによる廃棄ロス金額を半減する方法まとめ

  1. 不動医薬品のリストを抽出したら、まずは在庫金額順に並び替える
  2. 在庫金額の高い順に、上位10品目は処方が出ている店舗を探し出し、引き取ってもらう(引き取り拒否はできないというルールを社内で作っておくとトラブルがない)
  3. それ以外の品目については、全店舗共通の不動医薬品処理手順に沿って処理をするのだが、少なくとも、各店舗とも不動医薬品として上がった医薬品リストを在庫金額順に並べたら、上位20%の品目数だけは必ず不動医薬品として他店に送り出すようにする。残りの80%の品目数は時間的にも労力的にも余裕があれば処理する

まとめると、なんとたったの3ステップや。

こんなに簡単なことやねん。

これならば、デッドストック(不動医薬品)の処理は最小限の時間と労力で最大限の廃棄ロス金額削減効果を上げることができるだろう!

是非、やってみてください★

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