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『禁煙』について患者さんと向き合うってけっこう難しい

世界禁煙デーか,よっしゃ記事を書くど~っ!!と意気込んだものの,昨晩寝てしまった けいしゅけ(@keisyukeblog)です☆

本記事を書く僕のスタンス
  • タバコをやめよう,と禁煙を促す介入はちょっと危うい(良い方法と思わない)
  • 禁煙したい方への支援はいくらでもする
  • タバコは吸わないに越したことはないと思ってる
目次

禁煙を促すって,一歩間違えると禁煙を強要することにつながる気がする

【タバコは体に良くない,ゆえにアナタはタバコを吸うべきではない】なんて,とてもじゃないが言えない。

ヒュームの法則*1からすれば,タバコが体に良くないからと言って,アナタがタバコを吸うべきでないという結論は導き出されへん。

確かに事実判断として,タバコは体に良いものではない。

(「厚生労働省 たばこ」とキーワード検索すれば害があるものとして根拠データにカンタンにアクセスできたりする*2。)

けれども,『だからアナタは吸うべきではない』という価値判断はちょっと言い過ぎかもしれない。「『だからアナタは吸うべきではない』って言われる筋合いはありません。個人(による意思決定)の自由を侵害しないでくれる?」と言い返されるのがオチやと思うねん。

これを風刺的に表現した物語が記憶に焼き付いているので紹介したい。

世にも奇妙な物語「最後の喫煙者」

『世にも奇妙な物語』って番組を知ってますか?最近は特番だけの放送やけども,僕が子供のころにはレギュラー放送されてた番組や。

この記事を書きながら思い出すのは,この番組で放送された「最後の喫煙者」というタイトルの回

物語における社会では,嫌煙家が「嫌煙権」を振りかざし,喫煙者を悪として排除しようとする…。

新幹線に乗れば喫煙車両はボロボロなのに乗車料金は2割増しで,喫煙車両に入ったら他の車両への出入りは一切禁止。嫌煙家による喫煙者への弾圧はエスカレートし,喫煙家が虐殺されるほどになっていく。その一方で,愛煙家はますます禁煙なんかするものか!と反禁煙感情をむき出しにしていくんや。

物語の最後は皮肉たっぷりや。愛煙家が撲滅され,過去の遺産として博物館で子供たちに「これが昔いたタバコを吸う人の姿なのかぁ」なんて関心を持たれながら,タバコを吸う人形がアップになって終わるねん(撲滅した喫煙という文化に対して,子供たちが興味を持つっていう皮肉)。

けいしゅけのアイコン画像けいしゅけ

もしも,喫煙家に市民権を認めない社会があったとしたら,こんな感じになるんちゃう?っていう物語や。

僕は禁煙の意志がそもそもない人に,タバコの害を根拠にやめるように促すアプローチは,この物語が描く構図を招く気がするから好ましいと思えへんのよね。

実際に禁煙を実現した患者さんがなんでうまくいったか聞いてみた

今まで禁煙を成功させた患者さんや友人などに,禁煙が成功した理由を聞いてみた。

禁煙成功の理由

  • 入院したのをきっかけに,健康に気を遣うようになったから
  • タバコ代が値上がりしたから
  • ペットを置いて先に死ねないと思ったから
  • 結婚するので,子供ができた時のために一緒に禁煙することにした
  • 家族のために長生きしたいと思ったから
  • 家族にバレないように吸っていたけど,子供に見つかり怒られて
  • 職場が禁煙で,吸えない状況だったから
けいしゅけのアイコン画像けいしゅけ

ざっくり書けばこんな感じや。

たこちゅけ
”誰かのために”っていう理由と,”健康や金銭面で仕方なく”に分かれる印象でちゅね?

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けいしゅけ
するどいやん,タコちゅけ☆

せやねん。印象的やったんは,「飼っている犬を残して死なれへんと思った」という患者さん。

禁煙成功のときは薬も飲まずに成功しはってん。実はな,過去2回禁煙外来で”経済的な理由”によりチェレンジしたものの失敗してたから(もちろん,バレニクリンを処方されてた),これにはビックリやったなぁ~。

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タコちゅけ
結婚をきっかけに,というのも素敵でちゅ☆

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