論文で統計を使うけど,それって何でなん?そもそも統計学を使う理由がわからへん!
統計を使っている意味ってなんだろう?どう統計学を利用するの?
・・・今回もめっちゃおもろそうです。なのでAHEADMAP関東支部ツイキャス#6 に参加しました!
まいど!けいしゅけ(@keisyukeblog)です☆
ツイキャスのテーマで扱った論文の結果はもちろん,参加した感想をレビューします!
今回使われたスライドはYouTubeにアップされています。
しばらくは論文を取り扱うスタイルではなく,統計学を扱っていくとのことです☆
今回のツイキャスで扱う統計学とは??
それでは,今回のツイキャスで学ぶ統計学って何でしょう??
統計学のみが将来予測ができる学問と言われている!!過去にヒットしたこんな本がありますね。有名です。

統計って言うのは,簡単に言えば「何かの集まりについて,全体の様子を表す数」や。
集まり(集団)の傾向や性質を表すための「数」というのが大事なポイントになるで。
傾向や性質を数で表現するためには,一定量の数字の集まり(集団)が必要になるっちゅうこっちゃね。
例えば気温とビールの売上げとの関連を統計的に見てみる
このスライドから見る限り,7月と12月が売り上げが高い傾向があるようだと読み取れます。
これならば発注する量を7月と12月を多くすれば良い!と思えますが,確実に売れますか?
冷夏が訪れるなどすると7月の売り上げが落ちるかもしれない。おおよそ上手くいくと思われるが失敗する要因もあり得る。つまり,傾向はわかるので未来を予測できる。しかし気温は予測できないので確実ではない。
12月はどうですか?
年末は忘年会など恒例行事として売上が上がっている傾向が読み取れます。これは気温などに左右されないので,発注量を多くしても失敗する可能性は低いかもしれません。
確率分布は100以上もある
確率分布に関する論文はのFig1を見てみると面白くて,



気持ち良いくらいサッパリわからへん☆
ただ,確率分布の式がこれほどまでに多く存在し,互いに関連していることはわかる。
正規分布に注目!
統計学としての確率分布ってこんなにあるねんな,ということが分かったところで,ひとまず薬剤師として知っておきたいものとしては「正規分布」が挙げられると思う。



正規分布
テストの成績は通常,平均点の近くの人数が一番多く,0点や100点に近づくほど人数が少なくなり,得点の分布は左右対称の釣鐘型になることが多いと言われます。
このような分布の型を「正規分布」と言います。
全国の高校生の身長や体重の分布など,多くの分布の型は正規分布であることが知られていますが,正規分布のグラフは中央が一番高く,両側に向かってだんだん低くなっていき,左右対称の釣鐘型をしていますが,正規分布の場合,この中央の一番高い位置に平均値がきます。
下図は2つの正規分布曲線を表わしています。
2つのグラフはどちらも平均値が0の正規分布曲線ですが,左の正規分布曲線の分散は,右の図の分散に比べて小さい値になっています。正規分布は,平均値と分散が決まると式やグラフも1つに決まります。
また,分散や平均値がどんな値でも,正規分布は次の性質をもっています。
この性質をグラフ上に表したのが次の図です
図 正規分布の性質
統計データが正規分布となっている場合,平均値と標準偏差が分かれば,値が全体の中でどこに位置するのかがほぼ正確に分かります。
なるほど統計学園高等部 より引用(強調や下線は筆者追記)



この正規分布についてザックリ理解しておくことが,今後登場する検定のp値や95%信頼区間についての理解を助けることになると思います。
AHEADMAP関東支部のツイキャスでは今後それらのテーマを取り扱っていきます。
感想
改めて統計学を学ぶいい機会を得られたなぁと思います。
何かしらのきっかけがないとなっかなか手を出しにくいかもしれませんものね。
今後のツイキャスに期待です☆



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コメント一覧 (1件)
関東支部があるんですね!
けいしゅけさんのブログ読んでて気になってました!
統計学も論文の読み方も覚えたいのでいいきっかけになります。