ケナログ口腔用軟膏の販売中止予定日と経過措置期間満了日は?代替品が知りたい!市販薬も含めて何がありますか?

ケナログ口腔用軟膏の販売中止予定日と経過措置期間満了日は?代替品が知りたい!市販薬も含めて何がありますか??

販売中止予定時期は2018年6月(在庫の状況によって供給停止時期が前後するねんて☆)、経過措置期間は2019年3月末やで!

ケナログ口腔用軟膏(成分:トリアムシノロンアセトニド)の代替薬ってありますか?あるとしたら、商品名は??

先発品【成分:トリアムシノロンアセトニド】アフタッチ口腔内貼付剤(帝人ファーマ株式会社)
先発品【成分:デキサメタゾン】アフタゾロン口腔用軟膏0.1%(あゆみ製薬株式会社)
後発品【成分:トリアムシノロンアセトニド】オルテクサー口腔用軟膏0.1%(日本ジェネリック)

後発品【成分:デキサメタゾン】デキサメタゾン軟膏口腔用0.1%「CH」(日本ジェネリック)・デキサルチン口腔用軟膏1mg/g(日本化薬株式会社)・デルゾン口腔用軟膏0.1%(日医工株式会社)
後発品【成分:ヒドロコルチゾン】テラ・コートリル軟膏(陽進堂)・デスパコーワクリーム(興和創薬株式会社)
があります。

冒頭に答えを書きました。

口内炎の際に処方箋薬でもらうことでお馴染みのケナログ口腔用軟膏 0.1%がすべての包装 (5g,5g×10,5g×50,2g×30) で販売中止となるねん。繰り返しの記載になるけど、販売中止予定時期は2018年6月(在庫の状況によって供給停止時期が前後する)、経過措置期間は2019年3月末やで!

えらいこっちゃ!ケナログ口腔用軟膏 0.1%がなくなるなら、薬局は代替薬を用意しなきゃいけない。患者さんとしては何が出されるんやろか?って気になりますわな??スパッとお答えします!!

販売中止になるケナログ口腔用軟膏0.1%は口内炎治療薬で最も処方されている薬

ちなみに、ケナログ口腔用軟膏と言えば、厚生労働省が発表した第2回NDBオープンデータ(H27年04月~H28年03月 外用薬 外来(院内))では使用量が最も多かった医薬品や(下記の表参照)。

医薬品名称薬価使用量
ケナログ口腔用軟膏0.1%69.6円/g1,376,199
デキサルチン口腔用軟膏1mg/g 0.1%59.8円/g1,011,044

ケナログ口腔用軟膏が販売中止になる理由が気になるっ!?

タコちゅけ

先生、ケナログ口腔用軟膏って処方たっくさん出てるじゃないでちゅか。中止する理由がわからないでしゅ。

タコちゅけが持っている紙面を皆さんにもお見せしましょう。

ケナログ口腔用軟膏の販売中止のお知らせの紙

ケナログ口腔用軟膏の販売中止のお知らせの紙

けいしゅけ

ホンマになんで販売中止やねんやろなぁ~!?

タコちゅけが言う通り、処方量はしっかりあるのに。この紙にも書いてるけど、ケナログって市販薬もあるねんで?ブリストル・マイヤーズは何を考えてるんやろねぇ?

残念ながら、”ガチ”で販売中止や。ひとまず販売中止理由を調べてみたわ。

ケナログが販売中止になった理由は、不採算品だから?

ブリストル・マイヤーズが発表する資料には「諸般の理由により」と書いているねんけど、ハッキリとした理由は明記されてない。

最近では不採算品目を販売中止にしたり、他社に販売権を譲渡したりするケースがあるのでケナログもそのあたりが理由っぽい。というか、それ以外に理由がない気がする。

タコちゅけ

世知辛しっ!!

ケナログ口腔用軟膏が製造中止になったら、代替処方品目は何になる?

冒頭にザックリと医療用医薬(処方箋薬)の代替品を上げたけども、改めて詳しくPMDAで検索して調べてみるわ。

医療用医薬品(処方箋薬)の同成分の代替品は、オルテクサー口腔内軟膏0.1%かアフタッチ口腔用貼付剤

そうなると、気になるのが今後の処方や。同一成分での代替薬品は何やろか?

ケナログ口腔用軟膏0.1%の成分はトリアムシノロンアセトニド

  • アフタッチ口腔用貼付剤25μg(帝人ファーマ株式会社)
  • オルテクサー口腔用軟膏0.1%(日本ジェネリック)

意外と少ない。軟膏は後発品であるオルテクサーだけ。あとは剤形が違うアフタッチ口腔用貼付剤25μg。

ケナログ口腔用軟膏0.1%にはジェネリックのオルテクサー口腔用軟膏0.1%が存在する。ひとまずこれが第一優先と考えればいいかも。

近隣の医療機関にはこうした代替品目があることを伝えるのも大事な薬剤師の役目かもしれへんよね。

MEMO
アフタッチ口腔用貼付剤25μgってケナログと同じ主成分やで

せっかくなのでメモとして。

ちなみにケナログ口腔用軟膏と同じ成分には、アフタッチ口腔用貼付剤25μgがトリアムシノロンアセトニド製剤として存在してるで。いちおう知らんかった!って人はこれをキッカケに知っておいてもいいかも知れへんわ。

ただし、剤形が違うし人によっては使いにくいのが難点。

使ってみたことがある人にはわかるかもしれないが、人によってはうまく使えない恐れがある。どっちが貼り付く方なのかがわからなかったり、うまく貼り付ける場所に貼り付けられなかったり。

指先が器用ではないお年寄りにとっては軟膏に比べると、やや難易度が上がる印象や。

医療用医薬品(処方箋薬)の別成分の代替品は、デキサメタゾンで4種類、ヒドロコルチゾンで2種類ある

調べてみると、代替薬品になり得るものは全部で6品目もあった。なんやかんやで、余裕である。

次にトリアムシノロンアセトニドではなく、他の成分のステロイドで口腔用軟膏としてヒットする成分はないやろか?

・・・あった。

デキサメタゾンPMDAで調べました)

  • アフタゾロン口腔用軟膏0.1%(あゆみ製薬株式会社)
  • デキサメタゾン軟膏口腔用0.1%「CH」(日本ジェネリック)
  • デキサルチン口腔用軟膏1mg/g(日本化薬株式会社)
  • デルゾン口腔用軟膏0.1%(日医工株式会社)

これら4製品が存在したで。意外と少ないやろ?

ケナログがないならこれや!と処方が増える予想されるのはデキサルチン口腔用軟膏!?

成分はデキサメタゾンとなるが、デキサルチン口腔用軟膏を代替品目として処方される可能性は高まるやろうから、在庫を短期間だけ厚くするのも対策になるかも知れへん。

補足やで☆

ちなみに、意外なものもあったので紹介しましょう。

ヒドロコルチゾンPMDAで調べました)

  • テラ・コートリル軟膏(陽進堂)
  • デスパコーワクリーム(興和創薬株式会社)

2品目のみのヒット。

意外にもテラ・コートリルが感染性口内炎で適応があるんやわ。デスパコーワクリームはアフタ性口内炎に適応がある。

まぁ、どっちもあんまり処方としては見ないかも知れへんね。

市販薬のケナログ口腔用軟膏も販売中止。代替品目は何かある?

市販薬についても調べてみるよ~(おくすり検索で検索して調べました)

市販薬のケナログA口腔用軟膏の代替品目には何がある??

おくすり検索で検索してみましょう。

同一成分を探ってみる

けっこうヒットした。9商品あります。

  1. アフタガード
  2. アフタッチA
  3. オノフェ口内炎軟膏
  4. オロファニック口腔用軟膏
  5. 口内炎軟膏大正クイックケア
  6. 口内炎パッチ大正クイックケア
  7. トラフル ダイレクト
  8. トラフル軟膏PRO
  9. クイックヒフール口内炎軟膏

タコちゅけ

ちなみにネット購入できるのは、以下の6商品でちゅ

タコちゅけ

たしかにコレだけあれば、ケナログが無くなっても何とかなりそうな気がしまちゅね・・・。

ケナログ口腔用軟膏の代替品目の情報提供は以上でしゅ。

あ、先生が帰ってきました。なんか資料を持ってまちゅ。

ケナログに比べてデキサルチン口腔用軟膏は口内炎に同等の効果があるの?

やはり気になるのは効果面かも知れない。手っ取り早くその回答を示します。

ケナログに比べてデキサルチン口腔用軟膏は口内炎に対して同等の効果がありますか?

まず、口腔内ステロイド軟膏は口内炎にはちゃんと効くことがわかっています。
そして、ケナログにくらべてデキサルチンが効果の面で劣るということは無いことが論文で示されてます

さて、この答えの根拠はどこにあるのでしょうか?

けいしゅけ

あったあった🎵

せっかくやからやな、ケナログ口腔用軟膏はもちろん、デキサルチン口腔用軟膏が再発性アフタ性口内炎に効くのか?

そして、この両者は治療成績はどちらが勝るのか(同等なのか)?を調べてみたで!

3つほど論文をPubってみたわ。

1つめがコレ。

Acta Otorrinolaringol Esp. 2008 Jun-Jul;59(6):298-307.

Topical corticosteroids in recurrent aphthous stomatitis. Systematic review.

Quijano D, Rodríguez M.

PMID: 18588791

2つめがコレ。

J Clin Exp Dent. 2014 Apr 1;6(2):e168-74. doi: 10.4317/jced.51401. eCollection 2014 Apr.

Treatment of recurrent aphthous stomatitis. A literature review.

Belenguer-Guallar I1, Jiménez-Soriano Y2, Claramunt-Lozano A1.

PMID: 24790718 PMCID: PMC4002348 DOI: 10.4317/jced.51401

3つめがコレ。

Quintessence Int. 2009;40:399–404.

Dexamucobase:a novel treatment for oral aphthous ulceration.

Al-Na’mah ZM, Carson R, Thanoon IA.

PMID: 19582244

まぁここらを読むと、口腔内ステロイド軟膏が口内炎にはちゃんと効くということ。また、ケナログにくらべてデキサルチンが効果の面で劣るって事はなさそうやなっちゅう印象が得られたでっ!

せやから・・・まぁケナログ口腔用軟膏0.1%が販売中止になるのはビックリする出来事やけど、臨床上あんまり影響はないかもしれへんわ。影響するのは在庫管理に関してだけかもやね。

ケナログ販売中止に関する情報まとめ

いかがでしたでしょうか。最後に情報をダイジェスト版で書いて終わります。

この記事のまとめやで!

  • ケナログ(成分:トリアムシノロンアセトニド)は、2019年3月をもって処方箋薬もOTC医薬品もなくなります
  • 厚労省データでは、ケナログ口腔用軟膏は売り上げが1位だった。故にニュースとしてのインパクトは大きい
  • 代替医薬品は思ったより豊富にある。
  • 処方箋薬で同一成分が2品目、別成分が6品目存在する
  • OTC薬の代替品は9種類あり、ネット販売で6種類が購入可能
  • 気になる代替医薬品の効果についてだが、論文データを見る限り劣ることはない(意外と販売中止は問題ないかも?)

このような内容をお送りしました。


今回の記事はここまでや☆

最後まで読んでくださってホンマおおきにっ!!お時間を使って読んでくださったことに心から感謝申し上げます!

けいしゅけ

”この記事の感想をコメントしていただけるとメッチャうれしいです!!

ご意見&ご質問も遠慮なく書いてください☆皆さんとの対話を楽しみにしています☆

下のボタンを押すとコメント記入欄へジャンプできますよ~!!

タコちゅけ

もしよければ、下のボタンを押してけいしゅけをフォローして欲しいでちゅ🍀

よろしくお願い致しましゅ~☆

けいしゅけのTwitterアカウントをフォローする Twitterでけいしゅけをフォロー
けいしゅけのFacebookページもフォロー&いいねする Facebookフォロー&いいね

けいしゅけが購読している3つのサイト(すべて無料)

  • 日経DIオンライン 登録して知の巨人のコラムを読みたおせっ

    薬局にも届く日経ドラッグインフォメーションの冊子のオンライン版。コンテンツは冊子よりも充実してるでっ!!

    評価
    おすすめポイントコラム著者が知の巨人
    特徴日経らしく硬派な内容

    もはや説明不要!ソクラテス先生や青島先生と言った知の巨人たちのコラムはもちろん、サイトコンテンツには薬剤師として興味のあるものがたくさん!

  • PharmaTribune 現場薬剤師の声がコラムになっているから共感必至☆

    薬剤師や薬学生向けに、業務に役立つ臨床や基礎医学、薬剤知識から、コミュニケーションスキルや医療ニュースなどを配信する情報サイト

    評価
    おすすめポイントい、いちおう僕もコラムを書いてますっ!
    特徴とにかく現場目線のコンテンツ

    現場薬剤師の活躍が手に取るようにわかる。コラムの中には「現場」がある。臨場感あふれる記事たちに心奪われてしまうでしょう☆

  • m3.com 無料登録でe-ラーニング割引やニュースランキング閲覧権利をGet!

    ◎e-ラーニングが1講座3単位1000円で受講できるようになるで! ◎薬剤師が興味のある医療ニュースがいつでも閲覧可能や!

    評価
    おすすめポイントe-ラーニングが1講座3単位1000円
    特徴登録無料で学習コンテンツ利用可能

    転職サイトと思って登録しないのは勿体ないで! だって、e-ラーニングが1講座3単位1000円で受講できるようになるねんで?さらに、薬剤師が読んだ医療ニュースランキングがいつでも閲覧可能や。Yahooニュース感覚で医療ニュースが読めるでっ!

↓↓ひとこと書く↓↓|けいしゅけに記事の感想を教えてください☆