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地域支援体制加算の点数・算定要件・施設基準を確認し,申請方法も確認やっ!

2018年に基準調剤加算が廃止され,「地域支援体制加算(35点)」が新設されました。
そして,2020年の改定では算定できる点数が38点になります。しかし,ちょっと要件がややこしいので申請書を書く場合に確認したくなると思われます。

保険の勉強を始めた人にはこの加算について理解しやすいように…。また,管理薬剤師さんが地域支援体制加算を申請する際に,要件や申請書類を手に入れやすいようにこの記事を作っています。

良かったらブックマークなどして見返せるようにしてくださいね☆

この記事の要点
  • 地域支援体制加算は要件を満たすと処方箋受付1回につき38点算定できる
  • 算定要件はややこしいので,覚えておくより見返せる資料を持つことが大事
  • 施設基準などもかなり厳格なので知っておきましょう
  • 申請書類についてはダウンロードできるようにしておきました!

ちなみに,この記事は下記のリンクにある「地域支援体制加算を取ってる薬局にはお盆休みは認められません」と併せ読みがオススメです。

目次

地域支援体制加算の基礎知識|算定要件・点数・施設基準

地域支援体制加算の概念を示した厚生労働省資料スライドです
平成30年度診療報酬改定 1 平成30年3月5日版 p.35
地域支援体制加算を算定したいんですが,どうしたらいいですか?

施設基準などを満たしているか確認し,しかるべき申請に必要事項を記載して,保険医療機関・保険薬局の住所を管轄する各事務所等(埼玉県にあっては指導監査課)に提出します

地域支援体制加算ってどうやったら算定できるようになるの?そう思ってアクセスしてくださった方にわかりやすく説明したいので,少し長くなりますが噛み砕きながら説明していきますね🎵

地域支援体制加算を算定するには

  • 施設基準を満たしたうえで, 保険医療機関・保険薬局の住所を管轄する各事務所等(埼玉県にあっては指導監査課,たいていの場合は地域厚生局長宛て)に届出をする必要があります
  • 施設基準の12項目をチェックしましょう
  • 調剤基本料1を算定できていれば,超えるハードルの数は少なく算定しやすい
  • 調剤基本料1以外を算定している薬局に関しては,8つの無理ゲー的なハードルを越える必要が出てくる
  • 見事に施設基準をクリアし,届け出が受理されると地域支援体制加算として38点を算定できるようになる
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2020年の診療報酬改定でかなりわかりやすく要件を確認できるようになったので,画像を貼り付けておくで!

地域支援体制加算に関する令和2年診療報酬改定資料です
令和2年度診療報酬改定の概要 調剤 p.15
地域支援体制加算についてのQ&A 2020年調剤報酬改定資料より
地域支援体制加算についてのQ&A 2020年調剤報酬改定資料より
けいしゅけのアイコン画像けいしゅけ

まずは概要を示しました☆
細かい施設基準は国が示した資料を参照しながら,一緒に確認していきましょう🎵

算定要件および,算定できる点数は?

別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険薬局において調剤した場合には,地域支援体制加算として所定点数に38点を加算する。

2020_0206_1550_個別改定項目

施設基準は調剤基本料1を算定しているか否かで変わるで!

下記の基準をベースラインとして施設基準が決められています。

2通りの施設基準

  • 調剤基本料1を算定する保険薬局であり,かつ,地域医療への貢献に係る体制及び十分な実績を有していること
  • 調剤基本料1以外を算定する保険薬局であり,かつ, 地域医療への貢献に係る体制及び十分な実績を有していること

基本的な12の施設基準を確認しよう

基本的な施設基準をまとめると…
  1. 地域医療に貢献する体制を有することを示す相当の実績があること。(※2020から調剤基本料1かそれ以外かで要件が場合分けとなった)
  2. 患者ごとに,適切な薬学的管理を行い,かつ,服薬指導を行っていること。
  3. 患者の求めに応じて,投薬に係る薬剤に関する情報を提供していること
  4. 平日は1日8時間以上,土曜日または日曜日のいずれかの曜日には一定時間以上開局,かつ,週45時間以上開局
  5. 十分な数の医薬品を備蓄していること。
  6. 適切な薬学的管理及び服薬指導を行うにつき必要な体制及び機能が整備されており,患者に対し在宅に係る当該薬局の体制の情報を提供していること。
  7. 当該保険薬局のみ又は当該保険薬局を含む連携する近隣の保険薬局において,24 時間調剤並びに在宅患者に対する薬学的管理及び服薬指導を行うにつき必要な体制が整備されていること。
  8. 当該地域において,在宅療養の支援に係る診療所又は病院及び訪問看護ステーションとの連携体制が整備されていること。
  9. 当該地域において,他の保健医療サービス及び福祉サービスとの連携調整を担当する者との連携体制が整備されていること。
  10. 当該保険薬局以外の医療従事者等に対し,医薬品に係る医療安全に資する情報の共有を行うにつき必要な体制が整備され,一定の実績を有していること。
  11. 特定の保険医療機関に係る処方箋による調剤の割合が85%を超える場合にあっては,当該保険薬局において調剤した後発医薬品のある先発医薬品及び後発医薬品を合算した規格単位数量に占める後発医薬品の規格単位数量の割合が50%以上であること。
  12. 区分番号 00 の1に掲げる調剤基本料1を算定している保険薬局については,下記の基準を全て満たすこととし,(1)を適用しない。

調剤基本料 1 を算定する調剤薬局に求められる実績(2021.3.31まで経過措置あり)

5つの要件で,4 つ以上を満たすこと(①~③は必須)

  1. 麻薬及び向精神薬取締法(昭和二十八年法律第十四号)第三条の規定による麻薬小売業者の免許を受けていること。
  2. 在宅患者に対する薬学的管理及び指導の回数12回以上(在宅協力薬局(現「サポート薬局」)として連携した場合や同党の業務を行った場合を含む(同一グループ薬局に対して業務を実施した場合を除く))
  3. かかりつけ薬剤師指導料又はかかりつけ薬剤師包括管理料に係る届出を行っていること
  4. 患者の服薬情報等を文書で医療機関に提供した実績 12回以上
    (服薬情報提供料に加え,服薬情報等提供料が併算定不可となっているもので,同等の業務を行った場合を含む)
  5. 薬剤師研修認定制度等の研修を修了した薬剤師が地域の多職種と連携する会議に1 回以上出席
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2021.3.31までは経過措置が設けられていて,①~③を満たすだけで条件クリアとして認められるで☆
極端な例を言えば,2021.3.31に申請を出す場合,④・⑤は求められずに受理してもらえるねん。

調剤基本料1以外の場合:地域医療に貢献する体制を有することを示す相当の実績の基準

9 つの要件で, 8 つ以上を満たすこと(この場合において,①~⑧までは 常勤薬剤師1人当たりの直近 1 年間の実績,⑨は薬局当たりの直近の 1 年間の実績とする)

  1. 夜間・休日等の対応実績 400 回
  2. 調剤料の麻薬加算算定回数※ 10回以上
  3. 重複投薬・相互作用等防止加算等の実績  40 回以上
  4. かかりつけ薬剤師指導料等の実績 40 回以上
  5. 外来服薬支援料の実績 12 回以上
  6. 服用薬剤調整支援料の実績 1 回以上
  7. 単一建物診療患者が 1 人の場合の在宅薬剤管理の実績12 回以上
    (在宅協力薬局(現「サポート薬局」)として連携した場合や同党の業務を行った場合を含む(同一グループ薬局に対して業務を実施した場合を除く))
  8. 服薬情報等提供料の実績60 回以上
    (服薬情報提供料に加え,服薬情報等提供料が併算定不可となっているもので,同等の業務を行った場合を含む )
  9. 新設  薬剤師研修認定制度等の研修を修了した薬剤師が地域の多職種と連携する会議に5 回以上出席

※かかりつけ薬剤師包括管理料を算定している患者に対し、これに相当する業務を実施した場合を含む。
#かかりつけ薬剤師指導料又はかかりつけ薬剤師包括管理料を算定している患者に対し、これに相当する業務を実施した場合を含む。

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2021.3.31までは経過措置が設けられていて,①~⑧を満たすだけで条件クリアとして認められるで☆(っていうても,超むりゲーやけどもっ!!!)
極端な例を言えば,2021.3.31に申請を出す場合,⑨は求められずに受理してもらえるねん。

地域支援体制加算のポイント~細かい部分の備忘録~

厚労省資料だけでは,まだスッキリわからない部分があるので,自分なりに調べたものを備忘録として記録しておきます。

薬局は週何時間あけたらいいの?

一定時間以上の開局とは…平日が1日8時間以上,土曜日または日曜日に一定時間以上の開局,これらを満たしたうえで週に45時間以上薬局を開けていればOK

在庫は何品目置いたらいいの?

十分な医薬品の備蓄品目数の確保1200品目以上を確保しよう(実際に在庫してある必要がある。過去に登録した薬品で在庫がないものはカウントされません)

24時間対応って,自分の薬局だけでやらなきゃだめ?

単独,あるいは連携する薬局での24時間調剤できる体制があればOK
(24時間開局し続けないといけないわけではなく,求めに応じて開局して調剤の求めに応じられれば良い)

在宅業務をするにあたって気を付ける要件ってあるの?

在宅患者に対する薬学管理・服薬指導を行うために必要な体制整備が必要

副作用報告が必要なんですって??

自分の薬局以外の医療従事者などと薬物療法の安全性向上につながる情報共有(副作用報告体制など)を行う体制の整備
➤PMDAメディナビに登録しないといけません☆

求められるKPI指標はなんですか?

調剤基本料1を算定しているかどうかで変わります。先述の通りです。経過措置が切れる2021.4.1からの算定要件は厳しくなるので注意が必要です!

服用薬剤調整支援料ってどうやって算定したらいいの?

6種類以上の内服薬(特に規定するものを除く。)が処方されていたものについて,

保険薬剤師が文書を用いて提案し,当該患者に調剤する内服薬が2種類以上減少した場合に,

月1回に限り所定点数を算定する。

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服用薬剤調整支援料について:まさにこの本で読んだ内容を実践する感じになりそうや。しかし,加算を取るために無理な減薬の処方提案をするのは絶対にやめておきたい。
「患者さんのためになること」これが抜け落ちてはならないと思う。
医師の判断,患者さんの気持ち,そこに薬学的な知識やエビデンス情報を総合的に加味して,患者さんに伝えたうえで減薬に同意してもらえるとき初めて医師に”あくまで提案です”という形で提案するのが妥当なのではないかと僕は思う。

地域支援体制加算を申請するやり方をまとめたで

区分項番届出対象経過措置に係る要件(概要)引き続き算定する施設基準届出が必要な様式
調
1地域支援体制加算薬局機能情報提供制度において「プレアボイド事例の把握・収集に関する取組の有無」を「有」としていること。地域支援体制加算別添2(ワードPDF
様式87の3(ワードPDF)(※)

※ 届出様式については項目「19」のみ記載してください。
なお,当該届出様式に薬局機能情報提供制度における当該保険薬局に係る掲載内容の写し及び取組実績があることを確認できる資料の写しを添付してください。(下記参照)

1 府県において薬局機能情報提供制度の必要な体制が整っていない場合

プレアボイド事例の取組実績があることを確認できる資料の写し

2 薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業への参加の本登録が遅れている場合

以下の(1)から(4)の全てを提出してください。
(1)薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業への参加登録の申請が平成30年12 月末までに行われたことがわかる資料(日本医療機能評価機構(以下「機構」という。)の薬局ヒヤリ・ハット事例収集システムにおける仮登録完了時に機構から送付される電子メールの写し(「仮登録のお知らせ」の電子メールの写し)等)
(2)平成31 年3月末までにプレアボイド事例(平成30 年1月1日から同年12 月末までのものに限る。)を機構に報告したことがわかる資料(機構の薬局ヒヤリ・ハット事例収集システムにログイン後のトップメニューにある「事例管理」の検索結果の写し等)
(3)プレアボイド事例(平成30 年1月1日から同年12 月末までのものに限る。)の取組実績があることを確認できる資料(平成31 年3月末までに機構に報告したプレアボイド事例の内容の写し等)
(4)薬局が所在する都道府県の薬局機能情報提供制度において「プレアボイド事例の報告・収集に関する取組の有無」が公表されている場合は,その掲載内容の写し(平成30 年12 月末までに薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業への本登録が行えない場合は「プレアボイド事例の報告・収集に関する取組の有無」が「無」と掲載されていても差し支えない。ただし,この場合,「プレアボイド事例の把握・収集に関する取組の有無」の変更の報告を随時行うことが可能な体制を都道府県が整備しているのであれば,機構に事例報告を行った後,都道府県に変更の報告を行うこと)

まず,申請書(t-87という書式)に必要事項を記載する

ただし…記載上の注意がメッチャあるので注意が必要やで

[記載上の注意]

ほかにもこれらの書式が必要やで

注意すべき項目

  1. 当該保険薬局に勤務する保険薬剤師の氏名,勤務の態様(常勤・非常勤の別)及び勤務時間について,別紙2の様式4を添付すること。ただし,当該様式において,「専従・非専従,専任・非専任の別」についての記載は要しない。
  2. 2 「1」については,当該保険薬局における調剤基本料の区分に該当するもの1つに○を付し,様式84の「調剤基本料の施設基準に係る届出書添付書類」の写しを添付すること。また,調剤基本料1以外の薬局については,様式87の3の2についても記載し添付すること。
  3. 「5」については,薬剤服用歴の記録の見本を添付すること。
  4. 「6」については,医薬品医療機器情報配信サービス(PMDAメディナビ)に登録していることが確認できる資料を添付すること。
  5. 「7」については,自局の開局時間を記載すること。
  6. 「8」については,職員等に対する研修実施計画及び実施実績等を示す文書を添付すること。
  7. 「10」については,品目リストを別に添付すること。
  8. 「11」の期間については,調剤報酬点数表の区分番号00に掲げる調剤基本料における特定の保険医療機関に係る処方による調剤の割合の判定の取扱いに準じるものであること。
  9. 「12」については,調剤報酬点数表の区分番号00に掲げる調剤基本料の注5に掲げる後発医薬品調剤体制加算における後発医薬品の規格単位数量の割合の判定の取扱いに準じるものであること。
  10. 「13」の「薬局勤務経験年数」については,当該薬剤師の薬局勤務年数を記載すること。「週あたりの勤務時間」については,当該薬剤師の1週間あたりの平均勤務時間を記載すること。「在籍年数」については,当該保険薬局に勤務しはじめてから,届出時までの当該薬剤師の在籍期間を記載すること。
  11. 「16」については,医療材料及び衛生材料の品目リストを添付すること。
  12. 「17」については,プライバシーへの配慮の方法について具体的に記載すること。
  13. 調剤基本料1を算定する保険薬局は様式90の「かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料の施設基準に係る届出書添付書類」の写しを添付すること。
  14. 「18」については,当該手順書の写しを添付すること。なお,平成30年9月30日までは要件を満たしているものとして取り扱う。
  15. 「19」については,薬局機能情報提供制度における「プレアボイド事例の把握・収集に関する取組の有無」について記載し,薬局機能情報提供制度における当該保険薬局に係る掲載内容の写し及び取組実績があることを確認できる資料の写しを添付すること。なお,平成31年3月31日までは要件を満たしているものとして取り扱う。
  16. 当該届出の変更を行う際は,変更に係る項目のみの届出で差し支えないこと。

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今回の記事はここまでや☆

最後まで読んでくださってホンマおおきにっ!!お時間を使って読んでくださったことに心から感謝申し上げます!

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