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後発品置換率75%達成へ向け3つの策を考えてみた

後発品置換率75%達成は可能だ!3つの策を教えます

2018年の調剤報酬改定点数表から、後発品体制加算1(18点)をとるには置換率が75%、後発品体制加算2は80%、後発品体制加算3は85%をそれぞれ3か月平均で超える必要がある。基準調剤加算が廃止され、調剤基本料1を算定できない薬局にとっては地域支援体制加算の算定は至難の業であろう。だからこそ、自力で達成できる数値目標として後発品置換率の75%達成は、管理薬剤師の先生に会社から与えられるノルマになっているかもしれない。

そこで、けいしゅけは後発品置換率75%達成のため3つの策を考えましたっ!!実際にけいしゅけの薬局で実践している取組を紹介します。総合病院の門前薬局で平均75%を超えることに成功した策とは!?

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後発品置き換え率を今後自動的に上げるには?ジェネリック医薬品の承認に物申す!

後発品置換率75%達成のための3つの策を公開!

それでは本文に入っていきます。紹介する3つの策はシンプルな方法論です。

①出庫量を多い順にレセコンからデータ抽出する(現状把握)

さすがに、処方せんを入力するレセコンがない薬局はないだろう。レセコンには処方箋入力データが蓄積されているため、期間を指定したうえで処方量が多い順にリストを自動作成することができる。この機能を利用するのだ。

すると、処方量=出庫量がランキングされたデータが手に入る。このデータを利用しようではないか。

後発品としてカウントされない品目は無視しよう

厚生労働省が発表しているデータを参照されたい。

実は下記に記した商品は後発品置換え率の計算から除外されている。したがって、いくら変更していても後発品置換率の数値は上がらない。労力を削減する意味でも、後発品置換率の計算から除外されているものを知っておき、手間暇をかける対象としては後回しにするとしよう。

引用部分を示します

イソソルビド 70%30g1個   メニレット70%ゼリー30g 三和化学研究所
イソソルビド 70%30mL1包   イソソルビド内用液70%分包30mL「CEO」 セオリアファーマ
ジメモルファンリン酸塩 10mg1錠   ジメモルファンリン酸塩錠10mg「TCK」 辰巳化学
テオフィリン 100mg1錠   テオロング錠100mg エーザイ
テオフィリン 200mg1錠   テオロング錠200mg エーザイ
テオフィリン 100mg1カプセル   スロービッドカプセル100mg サンド
テオフィリン 200mg1カプセル   スロービッドカプセル200mg サンド
メトホルミン塩酸塩 250mg1錠 メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「DSEP」 第一三共エスファ
メトホルミン塩酸塩 250mg1錠 メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「JG」 日本ジェネリック
メトホルミン塩酸塩 250mg1錠 メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TCK」 辰巳化学
メトホルミン塩酸塩 250mg1錠 メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」 トーアエイヨー
メトホルミン塩酸塩 250mg1錠 メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「三和」 三和化学研究所
メトホルミン塩酸塩 250mg1錠 メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「トーワ」 東和薬品
メトホルミン塩酸塩 250mg1錠 メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「日医工」 日医工
メトホルミン塩酸塩 250mg1錠 メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ニプロ」 ニプロ
メトホルミン塩酸塩 250mg1錠 メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」 ファイザー
ケトチフェンフマル酸塩 0.02%1mL   ジキリオンシロップ0.02% 日医工
アモキシシリン水和物 250mg1カプセル アモリンカプセル250 武田薬品工業

引用元☞ http://www.mhlw.go.jp/topics/2016/04/tp20160401-01.html

引用を終了します。

後発品置換率計算式から除外される品目ってどんなもの?理由は?

補足として少し詳しく載せていこうと思う。
後発医薬品の数量ベース置換率に関する区分とは
1:後発医薬品がない先発医薬品
2:後発医薬品がある先発医薬品
3:後発医薬品
☆:先発医薬品の中で”後発医薬品の薬価≧先発医薬品の薬価”となる薬
★:後発医薬品の中で”後発医薬品の薬価≧先発医薬品の薬価”となる薬
空欄:基礎的医薬品(もはや基礎的な薬であり、先発品だ後発品だといった枠を超えたもの。化石医薬品)
☞この青字が後発品置換率の計算から除外されるものだ。
後発医薬品の数量ベース置換率(%)=【3】/(【2】+【3】)×100で計算

ちなみに先ほどの引用部分の薬品軍は★のもの。
☆の中にあるもので有名どころは以下の通り
・イソバイドシロップ70%分包20mL
・パセトシンカプセル125
・バソレーターテープ27mg
・ミニトロテープ27mg
・メトグルコ錠250mg

②処方量ランキングで処方が多く、後発品置換率の計算の対象になる先発品からジェネリックに変更していく

当然ながら処方量が多い順に後発品へ置き換えていくのが効率よくジェネリック医薬品の調剤数量を増やすコツである。言い換えれば、ほとんど対象者がおらず、処方量が少ない医薬品をジェネリックに置き換えたところで労力ばかりかかって効果は上がりにくい。

処方量ランキングで注目すべきは外用薬

どうしても内服薬の置換えに集中してしまいがちだが、以外にも内服薬・外用薬をごちゃまぜにして処方量が多い順に並べ替えると思いのほか外用薬の処方量が多いことに気が付くであろう。

たしかに、外用薬は使用感が異なるなど変更前の先発品に戻してほしいと患者さんから言われることが少なくない。某有名湿布薬は後発品に変えたところで半数は元に戻ってしまう経験をした。

だからと言って外用薬を後発品に変更しないのでは置換率75%達成は非常に厳しいものとなるだろう。湿布薬はカウント単位が「袋」ならばいいが、「枚」のものがある。無視するわけにはいかないのだ。

ここから僕が導き出す提案は以下の通り。少なくとも、いったん外用薬もジェネリック変更を試みてみようではないか。そのままジェネッリックを使って下さる患者さんも実体験でいえば7割は存在している。これによる置換率上昇への影響は非常に大きい。チャレンジする価値を否定は出来ないであろう。

③先発品があまりにも根強い人気があるならオーソライズドジェネリックを投入する

外用薬を変更することによる後発品置換率への影響の大きさは先に述べた通りだ。次に紹介したいのは、先発品の人気が非常に高くどうしてもジェネリックに置き換わらない場合に使える手になるだろう。

オーソライズドジェネリックの出番だ。

これであれば、「先発品の名前が変わって安く売れるようになったものです。」といった説明をすれば大抵の患者さんは納得の上、ジェネリック変更を受け入れてくれる。(私の在籍する薬局ではAGへの変更を提案した場合、100%置き換わっている。)

後発品が先発品より優れている点をプレゼンせよ

ジェネリックメーカーから卸を通じてサンプル製剤を集めましょう。

モーラスのジェネリックはメーカー選びがうまくいくと、置換率を大きく伸ばせるで!

ちなみにオススメはモーラステープがタッチロンテープ。モーラステープLがパテルテープ。とくにパテルテープは外袋もしっかりとした作りで非常に良い!一方でケトプロフェンテープ40mg「日医工」はめっちゃ安物っぽいので避けることをオススメするわ。

ヒルドイドソフト軟膏はミツロウを使っているので、毛穴を覆ってしまいトラブルのもとになることがある。ここを説明するのが攻略ポイント。ミツロウを使っていないジェネリックは毛穴を詰めることによる炎症を起こすことがない!と説明すると意外にもアッサリ変更できるし、実際に使っていただくと・・・人気があるねん。うまく説明すれば変更は意外とたやすいので、果敢にアタックしていこう。

アンテベートのジェネリックは10gチューブがあるかないかで判断するのが良い。

5gチューブしかないメーカーが多いのが難点やねん。

ムコダインシロップはジェネリックにすることで味がよくなることを強調しよう!

実はムコダインシロップ、なめてみると何となく薬くさくてあんまりおいしくないねん。知ってた?

一方で、カルボシステインシロップ小児用5%「テバ」は味が先発品よりも甘くてクスリ臭くない。

これを説明すると一気にジェネリックに変更することができた。オススメやで!

この3ステップを繰り返し、地道に努力していけば結果は自然と出る

夏場と冬場では処方される薬が変わるので、季節ごとに処方量ランキングをチェックすることを忘れないようにしてほしい!

先が読めるのならば、冬の前には門前のドクターに、保湿剤のヒルドイドローションやうがい薬の処方をジェネリックで書いてもらうようにお願いするのも一つの策と言える。

以上にて後発品置換率を効率的に上げる策の紹介はここで終了や。

僕の作戦は非常にロジカルかつ、ドクターに対しては人情に訴えるというものです。

つまり、どちらも利用するのが効果的なのです。

明日からできることですから、是非チャレンジして下さい。

けいしゅけ

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3 Comments

なわ (@nawacyan)

回想。大昔のムコダインシロップ2%は美味しかったですがなぁ。小児ぜんそくの入院患児たちが、「人をダマしてまで、他の子のシロップをせしめようとして大変!」と看護師(当時は看護婦)が嘆いていた。

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