コーヒーは体に良いの?悪いの?コーヒーと死亡率の関連を調べたで!

コーヒーは体に良いの?悪いの?

コーヒーは体に良いの?悪いの?コーヒーと死亡率の関連を調べたで!

前回の記事では、カフェインってどれくらい摂ったらダメですか?に対して各国の保健機関が定めた基準を示してみた。もしお読みでない方は是非ともカフェインは1日どのくらい摂取すると危険なの?上限の目安を調べたで! 👈コチラの記事を読んでみて頂きたいです☆

では、次に僕が気になって仕方なっているのが、

けいしゅけ

コーヒーって結局、体に良いの?悪いの?

つまり、コーヒーを飲むことによって病気にかかるリスクは下がるんですか??

コレや。さぁて、調べていこうかな

PECOはこんな感じや。

P:けいしゅけ(30代男性)が
E:コーヒーを飲むと
C:飲まない場合に比べて、もしくは飲み過ぎた場合に比べて
O:体にとって良いことが起こる?悪いことが起こる?

ほんじゃ、いってみよーぅ!!!

喫煙者および非喫煙者におけるコーヒー消費および全原因、心血管および癌死亡のリスク:用量応答メタ分析 1) という論文のアブストラクトを和訳したで!

ひとまず和訳をしたんですが、それを載せるのは後回しにして、結果をまず書きます。

1日4杯までのコーヒー摂取は死亡リスクをさげる!

けいしゅけ

 結論として得られたことは次の通り。

1日4杯までのコーヒー消費量で次のようなリスク減少が認められた。

  • 全死亡原因が14%低下 [relative risk (RR) = 0.86, 95 % 信頼区間 (CI) = 0.82, 0.89)]
  • 心血管死リスクが15%低下 [RR = 0.85, 95 % CI = 0.77, 0.93]
  • 発癌リスクは特に下がることはない(上がることもない)
  • 1日4杯以上のコーヒー消費量によってさらにリスクが下がるという関連性はない

こんな感じや。

アブストラクトの和訳は以下の通り

コーヒーの消費量とヒトの健康への色んな利益には関連性がある。しかし死因リスクとの関連性は、全原因および心血管疾患(CVD)死亡率には非線形の関連性があり、癌死亡率には非線形の関連性がないという対照的な結果を示している。

喫煙習慣がコーヒーと健康アウトカムとの関連性に影響を及ぼす可能性があるため、本研究の目的はコーヒー消費と死亡リスクとの関連に関する前向きコホート研究の最新用量反応メタ分析を更新することと、喫煙状況や他の交絡因子による層別分析を行う事である。

関連する研究を同定するために電子データベースで系統的検索を行い、研究からリスク推定値を検索し、制限された3次スプラインを用いて用量反応分析をモデル化した。

1610,543人の個人および、全原因183,991例、心血管疾患34,574例、および癌死者40,991例を含む合計31の研究が選択された。

分析によると、1日4杯までのコーヒー消費量で次のようなリスク減少が認められた。全死亡原因が14%低下 [relative risk (RR) = 0.86, 95 % 信頼区間 (CI) = 0.82, 0.89)]し、心血管死リスクが15%低下 [RR = 0.85, 95 % CI = 0.77, 0.93]することがわかった。一方で、1日4杯以上のコーヒー消費量によってさらにリスクが下がるという関連性はなかった。

分析が非喫煙者にだけに限られた場合、線形リスク減少は1日当たり1杯増えることがわかった。(つまり1日5杯まで用量依存的にリスク減少することがわかった。)その場合、全死亡で6%低下 (RR = 0.94, 95 % CI = 0.93, 0.96)、心血管イベント死亡が6%低下(RR = 0.94, 95 % CI = 0.91, 0.97)、がん死亡は2%減少だが統計的には有意差なし(RR = 0.98, 95 % CI = 0.96, 1.00)であった。

性別、地理的エリア、出版年、コーヒーの種類といったサブグループにおける用量反応分析を含む他の潜在的な交絡因子の探索によると、層間に関連する相違は見られなかった。(年齢別による交絡がない、地域別による交絡がない、出版年による交絡がないなどということ。)

結論として、コーヒーの消費量は、全原因、CVD、および癌による死亡リスクの低下と関連している。しかし、喫煙は、人間の健康に対するコーヒーの役割を研究する際に観察されるリスクを変えてしまう。

 

けいしゅけ

残念ながら、2016年12月と新しい論文なので情報提供としてホットやねんけど、有料論文なのでアブストまでしか読めず・・・あんまり批判的吟味はできませんでしたぁ。

しかし、けいしゅけはコーヒーを1日4杯ほど飲む生活をしているのですが、健康に良さそうやなって事はわかりましたで!!

ちょっとうれしかった。

日本人のコーヒー摂取量と原因別死亡率の関係  2)

続いてこの論文の結果を書くことで、僕たち日本人にとってコーヒーを飲むことが死亡率を下げるという結果を共有しましょう☆

コーヒー好きにとっては嬉しい結果です。

いや、正直に言います。さっきの論文はFull Textで読めなかったので、ちょっと心配やねん。

なので、もう1つくらい論文でコーヒー摂取と死亡リスクについて調べたかったのですッ!!

研究の背景・PECO・デザイン

背景

世界中でコーヒーの消費が増加しているにもかかわらず、コーヒー摂取と全死亡および主要死亡原因を含む死亡率の関連性を評価する有望なコホート研究がほとんどない。

PECO

P:40歳から69歳の日本人90,914人

E:コーヒーを摂取する

C:コーヒーを摂取しない

O:コーヒー摂取量によって、全ての原因による死亡、癌、心臓病、脳血管疾患、呼吸器疾患、傷害および他の原因による死亡リスクは下がるか

デザイン

ベースライン時に癌、脳血管疾患、虚血性心疾患の既往がなく、40歳から69歳の日本人90,914人を対象に研究を行った。

被験者は平均18.7歳で追跡調査され、その間に合計12,874人の死亡が報告された。

コーヒーの摂取量と、総及び原因別死亡のリスクとの関連性は、潜在的交絡因子の調整を伴うCox比例ハザード回帰モデルを用いて評価した。

コーヒー摂取により死亡率の低下に関連性が見られた!

男女ともコーヒー摂取量と死亡率の間に逆相関が見られた。つまり、コーヒー摂取が多いと死亡率が下がるという意味や。

総死亡率が有意に低下している!

  • 1日1Cup未満:HR 0.91 [95%信頼区間0.86-0.95]
  • 1日1~2Cup:HR 0.85 [95%信頼区間0.81-0.90] 
  • 1日3~4Cup;HR 0.76 [95%信頼区間0.70-0.83]
  • 1日5Cup超:HR 0.85 [95%信頼区間0.75-0.98]

心臓病による死亡率も有意に低下している!

  • 1日1Cup未満:HR 0.90  [95%信頼区間0.78-1.03]
  • 1日1~2Cup:HR 0.77 [95%信頼区間0.65-0.90]
  • 1日3~4Cup:HR 0.64 [95%信頼区間0.50-0.84]
  • 1日5Cup超:HR 1.03 [95%信頼区間0.73-1.47]

心臓病については1日1杯~4杯まででポジティブな結果が出てるねんね☆

脳血管疾患による死亡率も有意に低下している!

  • 1日1Cup未満:HR 0.84  [95%信頼区間0.72-0.98]
  • 1日1~2Cup:HR 0.77 [95%信頼区間0.64-0.92]
  • 1日3~4Cup:HR 0.57 [95%信頼区間0.41-0.78]
  • 1日5Cup超:HR 0.72 [95%信頼区間0.44-1.16]

脳血管疾患による死亡率については1日~4杯まででリスクが低下する結果が出てる☆

呼吸器疾患による死亡率も有意に低下している!

  • 1日1Cup未満:HR 0.78  [95%信頼区間0.64-0.94]
  • 1日1~2Cup:HR 0.63 [95%信頼区間0.50-0.79]
  • 1日3~4Cup:HR 0.60 [95%信頼区間0.41-0.88]
  • 1日5Cup超:HR 0.79 [95%信頼区間0.45-1.40]

呼吸器疾患による死亡率についても1日~4杯まででリスクが低下する結果が出てる☆

損傷による死亡率は微妙なんだが有意に低下する部分有り!

  • 1日1Cup未満:HR 0.84  [95%信頼区間0.71-1.00]
  • 1日1~2Cup:HR 0.88 [95%信頼区間0.73-1.06]
  • 1日3~4Cup:HR 0.65 [95%信頼区間0.48-0.89]
  • 1日5Cup超:HR 0.68 [95%信頼区間0.42-1.11]

カフェインの作用による眠気低下などによって車の事故などが減るから???

結果としては総死亡と心臓病、脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡率の低下が示された!

 

この研究では、コーヒーの習慣的な摂取が日本における総死亡および心臓病、脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡リスクの低下と関連していることを示唆したわけや。

最終的にけいしゅけのクリニカルクエスチョンの答えはこうなりました!

けいしゅけ

P:けいしゅけ(30代男性)が
E:コーヒーを飲むと
C:飲まない場合に比べて
O:寿命は延びる!!可能性が高い。

ひとまず、コーヒーだけで寿命が延びるほど人の命は単純なものではありませんが、死亡リスクを下げる要因になり得ることはハッキリしたような気がします。

コーヒーLIFEをこれからもエンジョイしたんねんっ!!!

1) Coffee consumption and risk of all-cause, cardiovascular, and cancer mortality in smokers and non-smokers: a dose-response meta-analysis PMID: 27699514 DOI: 10.1007/s10654-016-0202-2

2) Association of coffee intake with total and cause-specific mortality in a Japanese population: the Japan Public Health Center-based Prospective Study. PMID: 25762807 DOI: 10.3945/ajcn.114.104273

けいしゅけ

今回の記事はいかがでしたか? アナタのお役に立てていれば幸いです! もし良ければコメント欄から記事を読んだ感想や、ご意見、ご質問など寄せて下さい☆待ってます!!

けいしゅけ

今回の記事はいかがでしたか? アナタのお役に立てていれば幸いです! もし良ければコメント欄から記事を読んだ感想や、ご意見、ご質問など寄せて下さい☆待ってます!!

2 Comments

けいしゅけはアナタのコメントを待ってます!書いてもらうと喜びます☆質問も大歓迎!真摯にお答えいたします!