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医学論文が期限切れになるのは何年後?システマティックレビューの期限を調べた論文があるで!

医学論文が期限切れになるのは何年後?システマティックレビューの期限を調べた論文があるで!

今回のテーマは論文の期限切れ。

タコちゅけのアイコン画像タコちゅけ

ちょっと先生!ホンマでちゅか?科学的根拠に期限があるだなんて信じられへんのでちゅけど・・・。

タコちゅけ同様,「いやいや,論文やろ?エビデンスやろ?期限なんかあるんかいな?」そう思われる方もいらっしゃるかもしれへん。

けいしゅけのアイコン画像けいしゅけ

結論から言うと,

ありまんねん。

How quickly do systematic reviews go out of date? A survival analysis.
Shojania KG1, Sampson M, Ansari MT, Ji J, Doucette S, Moher D.

って論文を紹介しよか。

そんなわけで,根拠を示すための論文の内容を見て行こか~。

目次

論文の概要を書き出すでっ!

背景:

システマティックレビューって,たびたび臨床決定(診断・治療の方針決定)や保険医療政策を左右する最もエビデンスレベルが高いものとして提唱されているけども,(そのエビデンスについて)どの程度で更新が必要なん?ってことについて,うちらってほとんど分かってへんよね?

目的:

システマティックレビューを更新する必要があるで!と保証する為に,十分な重要な変化がエビデンスにおいて起こるまでの平均時間を推定する事!(うん,どんだけうまく和訳しようとしてもこれが限界やわ・・・)

設計:

100の定量的システマティックレビューの生存分析。

サンプル:

1995年から2005年に発行され,ACPジャーナルクラブで索引付けされたシステマティックレビュー。

適格レビューでは,特定の薬物または薬物,装置または手順のクラスを評価し,無作為化または準ランダム化比較試験のみを含めた。

測定値:

更新のための定量的シグナルは,統計的有意性の変化または効果の大きさの相対的変化が少なくとも50%であり,元のシステマティックレビューの1次アウトカム または あらゆる死亡転帰のアウトカムのうちの1つを含む。

定性的なシグナルには以下のものに対して実質的な差異があった。それは,有効性の特徴,害に関する新しい情報,および臨床的意思決定に影響を与える可能性がある以前に報告された知見に関する警告,などであった。

結果:

100の系統的レビューのコホートには,13の研究の中央値とレビュー当たり2663人の参加者が含まれていた。

レビューの57%(95%信頼区間:47%〜67%)で更新のための定性的または定量的シグナルが発生した。

システマティックレビューの期限の中央値(更新シグナルのない生存期間の中央値)は5.5年(95%信頼区間,4.6〜7.6年)であった。

しかし,システマティックレビューのうち,2年以内に期限切れにシグナルが発生したのが23%あり,1年以内に期限切れシグナルが発生するものが15%あった。

さらに,システマティックレビューのうち,7%では,発表時に既に更新シグナル信号が発生していた(期限切れだった)

特筆すべきものとしては,生存期間の短縮は,心臓血管系の話題と元のシステマティックレビューでの異質性と相関がみられたことである。

  • 心臓血管の話題(ハザード比:2.70,95%信頼区間:1.36〜5.34)
  • 元のレビューでの異質性(ハザード比:2.15 ,95%信頼区間: 1.12〜4.11)

制限:

コンテンツの専門家を伴わずに,更新の必要性を判断しました。

結論:

臨床実践に直接関連する高品質な体系的レビューのコホートでは,更新のための信号が頻繁に,比較的短時間で発生しました。

 

論文の結果を書き出すど~ッ!!!

ほんじゃ結果を再度まとめよう。

システマティックレビューの期限のグラフ

システマティックレビューの期限のグラフ

  • システマティックレビューが期限切れになる平均年数は5.5年(95%信頼区間,4.6〜7.6年)
  • システマティックレビューのうち,およそ15%は1年後に期限切れになる
  • システマティックレビューのうち,およそ23%は2年後に期限切れになる
  • システマティックレビューのうち,およそ7%は出版した時点で期限切れになっている
  • ほんでもって,約50%が5年もすれば期限切れになる
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アブストラクトの結果と論文の本文のグラフから読み取ったデータをまとめると,こんな感じになるわ。

タコちゅけ,これみてどない?

どう思う?

タコちゅけのアイコン画像タコちゅけ

はい,けいしゅけ先生。

論文って・・・期限短いんでちゅね。

システマティックレビューってエビデンスレベルが最高って参考書なんかには載ってまちゅやん?そのレベルのものの期限が5年で半分が期限切れ,7%は発表された時点で期限切れやなんて・・・。

エビデンスは常に新しいものを取り入れ続けなきゃあきませんね。

けいしゅけのアイコン画像けいしゅけ

せやね!僕もそう思うわ!

タコちゅけ,一緒に常に論文を読み続けて行こか!

タコちゅけのアイコン画像タコちゅけ

はい!

 

今回の記事のまとめ

これからもエビデンスを示す論文を読み,記事にまとめていくつもりやねんけど,出版年が古いものの取り扱いは注意が必要やと感じた。

今現在もそのエビデンスは臨床に適応できるのか?そもそも,それぞれの論文が示すエビデンス自体が薬の効果の実態を的確には示していないのではなかろうか?

こういった姿勢が大事やなぁというのは,【薬剤師のための医学論文の読み方・使い方】はEBMを学ぶ薬剤師必携の書や!でも示していたけれど,改めてこういった結果を出した論文をみると,実感として論文は読み続けてなんぼやな。といったところやろか。

けいしゅけのアイコン画像けいしゅけ

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