【薬歴を書くための服薬指導から卒業せぇっ!】投薬を副作用の説明で終えるな!効果の魅力を熱く語れよぅっ!
松岡修造さんが好きな、けいしゅけです。熱血っぽいタイトルをつけてみました(笑)
そんな僕やけど、現場ではおもっきり淡々と仕事するおっちゃんなのだ。
しかし!そんな淡々としたおっちゃんも暑くなる時があるねん!
忙しくてちょこまかと動いてる時や!・・・いや何の話やねん。ちゃうわ!
「熱く」なるときがある!と打ちたかったんじゃ!タイプミスや!ごめんなさい!
さぁ、あんまおもんない独り相撲な文章を書いていても仕方がないので本題に入りますよー。
今回僕が主張したいのは、
薬剤師さん!薬の説明のとき、
副作用の注意喚起にウエイト置きすぎてて、
- なんでその薬がいいのか?
- なんで飲むことが大事なのか?
そこんとこ熱がこもってねーぞこの野郎っっっ!!
ってか薬歴に書くネタを集めるための服薬指導してんじゃねーぞ、こぉぉぉのぉぉぉやぁぁぁろぉぉぉうぅぅぅ!!
って話をしたいんですわ。
よっしゃ!そうと決まったら語り始めるで!いってみよーぅ!!
目次やで
患者さんに処方されてる薬の魅力を伝えるのが薬剤師の服薬指導じゃ!
これがいっちばん言いたい!
これな、僕の一緒に働く仲間に口酸っぱく言うてることやねん。
薬剤師って薬のプロやろ?薬情に書かれていることを伝えるのが服薬指導とちゃうで!
薬剤師になってすぐにはできないことやけど、1年、また1年と経験を重ねるにつれて身に付けていきたいスキルが服薬指導の内容のレベルアップやと思う。
- 副作用を伝える・・・薬の情報用紙(通称:薬情ってやつね)を読みゃわかるわ。
- 飲み方を伝える・・・薬情を読みゃわかるわ。
- 飲んだらアカン健康食品とか・・・薬情に載せときゃ読みゃわかるわ。
- 薬の効果・・・薬情を読みゃわかるわ。
読んだらわかることを伝えるだけなら高校生のアルバイトでもできるで?
けいしゅけは薬局のスタッフにそう言って聞かせてる。もちろん自分自身にも。
アツく語るのは「この薬だけは!」っていう薬だけで良い
そう言うと、「そんなんできへんって・・・。」っていう空気がちょっと出るねんなぁ( ´∀` )
そやからけいしゅけは付け加えるねん、
出された薬の全部じゃなくていい。この薬は!ってやつに関しては
「(薬剤師の話を聞いてたら)コレは飲まなアカンなぁ」
って患者さんに思わせるくらいに、
- その薬の付加価値
- 現在の症状にどれだけ合っているか?
- どうやって飲むのが効果が高くなるのかを理由を添えて説明する
- 安心して飲んでもらえるように避けるべき健康食品・サプリメントに入っている成分とそれが入っている食品の説明
そういった薬情には反映されていない情報、
- 飲むことのメリット
- 効果の出やすい飲み方(理由付きで)
- 避けるべきサプリメントの成分と避け方
を強調しようや!!
と、そう言っている。
患者さんに魅力を伝えるためにも勉強し、伝える方法を伝授するで!!
そう言うと決まって仲間は言う。「自分にそこまでできますかね?」と。
できますか?やないわ!やらんかい!!!
君の一番大事な人に薬の説明をするとき、君は読めばわかることを言うだけなのか?
僕は決まってこう言う。
ホンマに大事な人に説明するならきっと次のようなことを言いたくならないか?
- 副作用が出ないようにするには、こういった飲み方をしなきゃあかんよ!!
- この薬はね、似た薬の中でも一番効きがええねん。飲み続けていても効果が落ちないし、飲み始めたらすぐ効くって言われてるねんで!!
などといった情報を。
それを目の前の患者さんでやらんかい!!
そやないとホンマに大事な人の前で最高の説明なんか絶対にできへんからな!!!
こう言うと結構な勢いで納得してもらえる。
そのあとで、続けて言うのがコレ↓↓↓
そのためにも、普段から勉強して知識をインプットしておかなあかん
当たり前やけど、伝える前に頭に知識がないと伝えられへんからね。そしてインプットする知識は正しいもの、新しいものでないと意味がないねん。
なので、けいしゅけが良く言うし、自分も実践している方法は次の通りや。
▶ガイドラインを読む!!
こういう薬局に必ず1冊はある本を買っておいて、薬の説明の前の治療ガイドラインのページを読みまくれ!!
▶論文を読む!!
エビデンスを学ばないとね(^◇^)
それがわかったら、具体的な勉強の進め方を知りたいよね?
「どこから勉強していいのやら・・・」って顔をする仲間に僕が伝えるのは、
「自分が自信を持ちたい薬のカテゴリーの勉強をしたらええんとちゃうんかなぁ?」
ということ。
高血圧の薬なら、
【Ca拮抗薬・ARB・ACE・利尿剤】降圧薬の4つの第一選択薬と使い分けをガッチリ頭に叩き込め!
で書いたように、Ca拮抗薬の特色に強くなれば、アテレックやノルバスクが出ている患者さんにその薬の魅力を語れるようになるはずやねん。
整形外科領域に強くなろうと思えば、
【超明快】「ロキソニンのシップ貼ってて、ロキソニン錠飲んで大丈夫?」に数字を用いて完璧に答えたる!!!
みたいに、患者さんがよく質問してきそうな内容をインタビューフォームを使って勉強したらええねん。
花粉症の薬なら、
花粉症の薬の「効果の強さ=眠気の強さ」はウソやねんで!ACROSS trialの結果がその根拠や!
で書いたように、眠気の強さが効果の強さではない!ってことを科学的に説明することで患者さんは納得して帰っていくし、出された薬の効果が信じられるようになるはずやねん。
サプリメントについてなら、
ウコンが効かないやと!?論文によるとクルクミンは人体に吸収されない!
で書いたような内容を伝えれば、効かないサプリメントにお金を出さなくてええよ~って言ってあげられるやん。
大事なのは、これを伝えたら患者さんにメリットがある!!!って思えることを徹底して勉強する事やね。プロやねんから。勉強は少しずつでいい。だけど確実に知識と知恵を増やしていくのが大事やと思うわ。
知識はアウトプットしてはじめて意味を持つ!頭に入れた知識は投薬で患者さんにしゃべりまくるんや!
記憶ってのはアウトプットすることで定着するとも言われているし。覚えるという、インプットだけやとアカンねん。
使わない情報は覚えたとしても脳はお蔵入りしていってしまうからね。思い出せない(忘れる)ことになる。
そやから、覚えたことは即、使う。具体的に➡しゃべる!
これを実行していこうや。
そう話すねん。
気が付けばデキるようになってる☆
繰り返すで。
ここまで話してきた内容を実践してきたら、少しずつやけどできるようになってくるわ。
薬情には反映されていない情報を伝えるという事が。次の3つの事を伝えることがね。
- 飲むことのメリット
- 効果の出やすい飲み方(理由付きで)
- 避けるべきサプリメントの成分と避け方
を強調して投薬で語る!!
これをやってみてほしい。そしたらね、患者さんから少しずつ「ありがとう」「アンタの話を聞いたら飲まなあかんと思えた」ってリアクションが返ってくるわ。
ほんだらやる気出るでぇ。ほんまに。余計勉強したくなってくるわ(笑)
まとめ
そんなわけで、今回はちょっと仲間や自分にお説教モードの文章をお送りしました。
鬱陶しい感じでしたねぇ。
けいしゅけ、ちょっと調子乗ってるんちゃう?って感じでした。
まぁ、そんな演出の話はさておき、
薬の説明において大事なのは2つ。
①読んだりちょっと調べたらわかるような事は、カンタンに済まそうよ。それだけを伝えるのはプロではないで
②あなたの一番大事な人に説明するように、今出ている薬の一番効果的な飲み方や、避けるべき飲み方、飲み合わせ。そういったことを強調しよう。
これです。
その実現のためにも、
- ガイドラインや文献、治療薬マニュアルなどを読みまくって知識をインプットしよう
- インプットした知識は積極的に患者さんに説明して還元しよう。アウトプットすれば知識は自然と記憶されていく
そういったことを書いてきました。
ちょっと明日から意識してみませんか?
けいしゅけ
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