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コデイン類が含まれる薬は2019年から12歳未満の小児に対して禁忌になるで!

コデインは2019年から12歳未満に投与禁忌になります!

コデイン類が含まれる薬は2019年から12歳未満に対して禁忌になります!

厚生労働省は2017年6月22日、方針を固めてん。

どんな方針か?

タイトルのまんまやねんけども、 コデイン類( コデインリン酸塩 、 ジヒドロコデインリン酸塩 )は2019年から12歳未満の子供に対して飲ませるの禁止になるんや。

専門用語で書くとすると、【12歳未満の小児に対して投与が「禁忌」になるのであ~る】って感じですわ

この話の詳細を記事にまとめたから、よかったら読んでってな!

コデイン類が規制される理由とは?

コデイン類ってね、代謝酵素(CYP2D6)によって体内でモルヒネやジヒドロモルヒネに代謝されて鎮咳作用を示すねん。

けど、代謝酵素(CYP2D6)の働きが体質的に強い人がいるねん。するとどうなるか?体内でコデイン類がジャンジャン代謝されてまうから、結果としてモルヒネ濃度が上がってしまうんや。これによって呼吸抑制が生じやすくなってしまう、こんなリスクがあるっちゅうわけ。

なので安全性を考えて、12歳未満には投与を禁止にしましょう!というのが理由ですわ。

アメリカでは、こうした呼吸抑制などのモルヒネ中毒関連症例が1969年~2015年5月までに64例報告されている(うち、24例が死亡)。

けいしゅけ

この死亡した24例のうち、21例(87.5%)が12歳未満の小児の症例やったので米国食品医薬品局(FDA)は2017年4月20日にコデイン類を含む医療用医薬品を12歳未満の小児に禁忌とします!!と発表していたんや。

こうなるとアメリカに右へ倣えの日本の対応はみなさん予想がつくよね? 

ちなみに、コデインって弱オピオイドという分類になります。オピオイド処方が来た時にどういった基本事項を抑えておけばいいのかわからへんわぁ~というアナタのために、良い記事用意してまっせ🎵良かったら読んでみてください☆

がん性疼痛と緩和ケアに関する基本をまとめたでがん性疼痛とオピオイド治療の基本まとめ

コデイン類が規制される理由は、薬物乱用防止もある気がする

アメリカの副作用報告よりも、日本国内の副作用報告データが気になる!けいしゅけ、調べました。

厚労省のデータによると、

18歳以下のコデイン類含有製剤の使用患者で、呼吸抑制などのモルヒネ中毒関連の副作用報告は4例あり、医療用医薬品で2例・OTC医薬品で2例(OTCデータ、ホントかよ?)となっている。死亡例はない。

おや、思ったよりも副作用報告って少ないやん!って思わへん?

補足MEMO
実はこれには理由がある

日本人は欧米人に比べてCYP2D6活性が過剰な人の割合が少ないねん。

これはエフィエント の長所・短所を プラビックス と徹底比較!3成分目のチエノピリジン系抗血小板薬 の実力は?という記事でも触れているけれど、日本人は薬の代謝をするCYP(チトクロームP450)の活性が弱い比率が高いのだ。

つまり、代謝によってコデインはモルヒネになり呼吸抑制などの副作用を引き起こすという考えから察すれば、日本人であればこの副作用は生じにくいという背景があると考えることができる。

ドラッグストア勤務時代の思い出~あの頃、コデイン乱用の現場を見た気がする~

過去に働いていたドラッグストアでは、新小児ジキニンシロップや新ブロン液エースが非常に人気(?)であったのを記憶している。

これらをちょっとアヤシイ大人(っていうか、アブナイ感じの方)が

「ブゥロンッ(どこっ?)??」

「ディキニィン(どぉこ)??」

って変な日本語で聞いてきて、案内するとなぜか1本ではなく、複数購入していく。ほんで、レジを通った直後に2~3本一気飲みするねん。

それが週に数回。

完全に乱用薬物になっとるやんけ・・・

この記事を書きながら、そんな若き日の思い出がフラッシュバックしました。

けいしゅけ

今回の規制はもしかすると、小児に対する安全性の意味合いはもちろんのこと、こういった乱用防止策でもあるのではないか?と個人的には思っているねん。  

タコちゅけ

クスリの乱用、ダメ、ゼッタイ!!

コデイン類の12歳未満への制限に関するQ&A

コデイン類が12歳未満に使えなくなる法的制限って2018年末までは無いのですか?

2018年末まで法的制限はかかってません。

製薬会社がコデイン入りの薬をコデイン抜きのものに変更する準備期間が与えられているって感じですな。

子を持つ親としては、コデイン類は12歳未満ならコデイン類はアカンねんなって思っておいてほしいです。

コデイン類が含まれる薬が12歳未満には飲ませちゃいけなくなるって、市販薬も対象になるの?

はい、市販薬(いわゆるOTC薬)もバッチリ対象に入っています。

処方薬は成分がハッキリと外箱にも書かれているものが多いし、先ほど挙げたように対象品目数は少ないので全体把握が簡単や。

対応に注意が必要で、即時対応が難しいのは市販薬(=OTC)を販売するドラッグストア薬剤師さんかも?

製薬会社はコデイン類が入った商品(特に子供用の薬)に関してコデイン類を抜いた商品にリニューアルする必要があります。けれども即時対応とはいかないのが現実やったりする。

そやから、コデインが入っている商品をお客様が買おうとしている際には、キチンとした説明をする必要がある(薬剤師として活躍する場やね)。

コデイン類を含んでいる薬って言われても商品名がわからないよ?はい!処方せん薬のリスト書きます!!

ひとまず手持ちの治療薬マニュアル2018から索引して検索してみますわ。参考にしてみてください☆

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調べてみると、意外にも品目数は少なかってん(影響を受ける品目が少なくて薬剤師的にはちょっとホッとしてる)

ブロチン液と濃厚ブロチンコデイン液は2017年3月末で経過措置切れとなったのでリストには入れてへんで☆

関連記事➡【2017年(平成29年)3月31日】経過措置切れの薬がメッチャ多いからチェックしといて!!

  1. オピセゾールコデイン液
  2. カフコデN配合錠
  3. クロフェドリンS配合錠
  4. クロフェドリンS配合シロップ
  5. コデインリン酸塩「(製薬会社名)」
  6. コデインリン酸塩「(製薬会社名)」
  7. コデインリン酸塩「(製薬会社名)」
  8. サリパラ・コデイン液
  9. ジヒドロコデインリン酸塩「(製薬会社名)」
  10. ジヒドロコデインリン酸塩「(製薬会社名)」
  11. セキコデ配合シロップ
  12. ニチコデ配合散
  13. 濃厚ブロチンコデイン配合シロップ・・・2017年3月31日経過措置切れ
  14. フスコデ配合シロップ
  15. フスコデ配合錠
  16. フスコブロン配合シロップ
  17. プラコデ配合シロップ
  18. プラコデ配合散
  19. ブロチンシロップ・・・2017年3月31日経過措置切れ
  20. ミゼロン配合シロップ
  21. ライトゲン配合シロップ

この19品目(21品目からブロチン液と濃厚ブロチンコデイン液を除いたで)が今回の規制対象になりますねや。

けいしゅけ

薬剤師のみなさま、勤務先の薬品リストの中に在庫しているのんがあると思います。

ちょろっと【2019年から12歳未満に出せなくなるで☆】みたいに注意書きしておくといいかもです🎵 

コデイン類を含む薬は本当に19種類だけ?厚労省データを調べたらもっとあった(ごめんなさい)

厚労省データを調べてみると、日本国内に存在するコデイン類含有製剤は

  • 医療用医薬品がジェネリック医薬品を含めて65品目
  • OTC薬が約600品目(そのうち、小児専用の商品がおよそ100品目もある!)

ということがわかりました。

けっこうあるもんやね💦品目はリストアップするには多いので割愛しますわ。

コデイン類の含まれる薬が2019年から12歳未満に禁止になる!のまとめ

「コデイン類が12歳未満に禁止になる」

このニュースに対してどういう意味合いがあるのか?僕なりに書いてきました。最後にまとめます。

  • コデインによって呼吸が抑えられる有害事象がアメリカで報告されている
  • 日本においても少ない数ではあるけれども、有害事象の報告がある
  • っていうか、乱用されてる側面がある

カンタンに書くとこんなところです。


今回の記事はここまでや☆

最後まで読んでくださってホンマおおきにっ!!お時間を使って読んでくださったことに心から感謝申し上げます!

けいしゅけ

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タコちゅけ

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1 COMMENT

ナタリー

84年生まれの薬剤師のおばさんです。今は出産と育児で、完全に薬の事、仕事のことを忘れて生活していますが、自分の子供の咳の時に、先生から、フスコデを、もう出せなくなっちゃったの、って話を最近聞いて、まじで!?知らんかった!と驚いて、検索して、初めて貴殿のブログに来ました。CYPのことも書いてあってすごく役に立ちました。ありがとう。
言い訳かもしれないですが、私の場合、子供との生活にいっぱいいっぱいで、熱心に勉強とか、全くする気になれないし、読書すらしたくありません。時間があれば、ぐたぐたしたり、寝たいので、こうやって簡潔にまとめてくださって、すごく助かります。
目の前の患者さんを、家族のように心配して接客していた頃が懐かしいです。またそんな日に戻れるのかなー。

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