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かかりつけ薬剤師制度の決定的な欠陥要件「週32時間以上勤務」

かかりつけ薬剤師制度の週32時間勤務の要件はいらない

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2016年も終わろうというこの時期にあえて書こう。

かかりつけ薬剤師制度なんてクソ残念な制度過ぎるという事を。

4月からはじまり、8カ月ほど運用してみての現場薬剤師としての意見だ。

おそらく全国の薬剤師さんが似たような意見をお持ちなのではなかろうか?

かかりつけ薬剤師制度の致命的欠陥。週32時間以上勤務要件を斬る!!

このテーマで書き綴ってみたいと思う。

まずかかりつけ薬剤師制度の算定要件を復習しておこう

算定要件を以下に示すわ。しょーもない要件を。

  • 3年以上の薬局勤務経験がある
  • 同一薬局に週32時間以上勤務している
  • 当該薬局に6か月以上在籍している
  • 医療にかかわる地域活動の取り組みに参画している
  • 研修認定を取得している(2017年4月1日から)

このようになっている。

おいおい、患者さんと薬剤師が1対1で契約を結ぶのにこんなに要件いるのか?

次にかかりつけ薬剤師がやる業務内容として明記された内容を復習

これも実にくだらない。失笑モノだ。

かかりつけ薬剤師がやるべきことを厚生労働省が示したのは以下の仕事なんやで?

  1. 飲んでいる薬をまるっとアナタのかかりつけ薬剤師が把握しておきまっせ。不明点は説明しますわ
  2. 24時間対応しまっせ。いつでも電話かけてきてちょ。なんなら在宅業務も承りまっせ
  3. アナタのかかりつけ医や(やケアマネ、訪問看護師さんなど)と連携します。アナタをみんなで支えます

そんな感じ。

今までも薬局がやってきたことばっかりやんけボケーー!!!

まったく。

それなのに、患者さんと薬剤師を1:1で契約書によって紐づけるというのが「かかりつけ薬剤師制度」や。

カリスマ美容師やナンバーワンホスト・ホステスを目指すんか?俺ら薬剤師は。

 

そこで今回の記事の主テーマ「週32時間労働」要件への批判に移る!

さてさて、まぁここまではみんな思う事やからええわい。

今回はこの週32時間以上の労働縛りに対する、それどやねん!?をぶつけていきます。

患者さんに信用される薬剤師とその薬剤師の週当たりの労働時間は関係ないやろ

まずこれや。

なんやねん?32時間って。

どこから計算してんねん?根拠がわからんわ。

けいしゅけの勤める薬局には週16時間ほどの勤務時間の薬剤師がいるねん。

その薬剤師さんは

  • 大病院に勤務していて薬剤に関する知識が豊富
  • コミュニケーション能力に優れており、その薬剤師を指名する患者が多数いる
  • 施設業務で往診同行も行っている

そんなスペックの方だ。

何故かかりつけ薬剤師になれないん?

どこがダメなんですか?

ないでしょ?これに対する対案。

患者さんとの契約なんやろ?

患者さんがその薬剤師を求めるなら週当たりの労働時間が短くても24時間対応できるやん?

 

薬剤師さんって女性が多いんです。子供が小さい薬剤師さんも多いですよ

先に挙げた薬剤師さんもそうですが、こうした女性薬剤師さんにとっては週当たりの労働時間ってある程度短くせざるを得ないんですよね。

なのに32時間以上でないとかかりつけ薬剤師にはなれない。算定できない。

それ理不尽やわ。

 

安倍政権が掲げる「一億総活躍社会」って嘘なんすか??

てなわけで厚生労働省の役人さんに言いたいねん。

国のトップが描く一億総活躍社会。

イキナリできてねぇじゃんかよ。

子供がいる女性が32時間以上働けないなら「かかりつけ薬剤師」になれない。

「かかりつけ薬剤師」として活躍できない。

それって、「総」活躍にならんやろ?

 

2017年からでいい。算定要件の改定を望みます

そんなわけで、オプジーボじゃないけれど、かかりつけ薬剤師制度。これの算定要件の改定をしようよ。

週当たりの32時間要件はいらんて。

ハッキリ言おうか、32時間以上働く状況にない薬剤師への「差別」や。この要件は。

国がこんな要件を出していてはいけないと思う。

長い時間働いていてもファンが付かない薬剤師はいるよ。

逆はさっきから言ってるとおりや。

時間数は関係ないねん。クオリティの高い仕事をする薬剤師は自然と患者さんから選ばれる。

その薬剤師がその患者に対する「かかりつけ」なんよ。

別にそれに点数なんかつけることを求めちゃいねぇわ現場は。

地域活動については今回は言及しないけれど、ホンマに問題というか穴だらけの制度やね。

かかりつけ薬剤師制度は。

 

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かかりつけ薬剤師制度の週32時間勤務の要件はいらない

2 件のコメント

  • 貴兄の言われるとおりだと感じています。
    私は薬局の経営をしておりますが、その中の1件は毎月五十数件の医療機関からの処方箋を受け付けております。
    どこの病院にかかっても処方箋だけは当薬局に持ってきて頂いているとういう有り難い(新規の薬剤が増えて経営的には困ることもありますが・笑)状況です。
    かかりつけ薬局を目指す事は当然、かかりつけ薬剤師を目指すことも当然だと思いますが、それに要件を付けたり、フィーを付けたりされては困ります。
    この薬局にも子供さんが小さいのでパートで勤務されている薬剤師さん達がいます。
    能力も高く、信頼に足る人達ですが、要件を満たしません。
    また、新人ではありますが、患者様に好かれる薬剤師もいます。
    この子も対象にはなりません。
    好きな薬剤師も選べない、支払うお金は高くなる・・・・机の上でしか物を考えていない人達の考えかたですね~ 
    ということで、私の薬局はかかりつけ薬剤師の登録はしているものの、契約件数は0です(その気になればいくらでも契約は取れますが、現状ではその気になりません)

    • 喜島章二郎 様
      本当にありがたいコメントありがとうございます。
      これが現場の実情をリアルに表現したものだと痛感致します。
      患者さんにとって「あなたをかかりつけ薬剤師として頼りたい!」と思ってもらうのに、
      週当たりの時間数、経験年数、地域活動に参加しているか?、認定薬剤師であるか?
      このどれも必要のないものだと思います。
      どれ1つ満たさなくても、患者さんに為を思い、日々研鑽を重ねている薬剤師さんであれば、
      かかりつけ薬剤師として患者さんは選ぶはずですから。
      それを要件を満たさないので、と言ってかかりつけ薬剤師としては認めないと切り捨てるような要件って、
      ホンマにいらんねん(怒)と思いますね。

  • けいしゅけはアナタのコメントを待ってます!書いてもらうと喜びます☆質問も大歓迎!真摯にお答えいたします!