市販薬”バファリン”が8品目もあるので成分・飲み合わせ・対象年齢比較表を作ってみた☆

ドラッグストアに行ってみると、バファリンがやたらとラインナップされていた。

  1. バファリンA・・・一番知られているやつ。
  2. バファリンEX ・・・EXってなに?となりますね。Aより効くのかなと感じる程度
  3. バファリン プレミアム・・・なんか高そう。イチバン効きがよさそうな印象
  4. バファリン ルナi ・・・ひとまず、女性用なんやろなって印象
  5. バファリン ルナJ ・・・女性用。それはわかる。iとJの違いが全く分かりません
  6. 小児用バファリンCⅡ ・・・CⅡってなんですか?
  7. 小児用バファリンチュアブル ・・・子供にはこれを買っておけばいいんやなって思える
  8. バファリンEXかぜ薬 ・・・バファリンって頭痛薬なのに「風邪薬」。どゆこと?

・・・このように、種類が豊富です。そして、1と7だけがパッと見て買えるものの(たぶん)、他は正直、違いが一見わかりまへんでしょ?

これ、薬剤師さんなどの専門家は成分を見て選ぶことができますし、使いこなせます。しかし、一般の方がみんなそれができるかと言えば、そうではないと思うねん。ピタリと症状に合ったもの・年齢によって飲んではいけない成分を避けて選ぶのは厳しいんとちゃうかなぁ?

よっしゃ!ほんなら薬剤師として違いを説明して、みなさんに

『わかりやすい!!この記事をブックマークでもしておけばドラッグストアで見比べて選べるようになるわ!!』

それを目標として記事を書こう!そう考えました。一覧表にまとめたので、必要に応じてブックマークやプリントアウトをして利用していただけるといいかなと思います。

では、いきましょかぁーーーー!

バファリンは「アスピリンの薬」ではなくなっていた!!

まずは一覧表を見て頂こうかな。

バファリンの商品名と成分・対象年齢比較表

バファリンの商品名と成分・対象年齢比較表

どうでしょうか?

アスピリンが入っているのは「バファリンA」だけ

意外に思われるかもしれへんのですが、実は市販薬のバファリンでアスピリンを主成分としているのは「バファリンA」だけ。

バファリン=アスピリンのイメージは市販薬には通用しないことがわかりました。

バファリンEXはロキソプロフェンが、バファリンプレミアムはイブプロフェン+アセトアミノフェンが主成分

「バファリン プレミアム」というくらいやからね、市販薬では最も効きの良いロキソプロフェンが入っているのかな?と思いきや!

イブプロフェン+アセトアミノフェンが主成分やねん。処方箋薬でいうとブルフェン+カロナール

・・・アスピリン+アセトアミノフェンで良かったんじゃ・・・。

「バファリンEX」主成分がロキソプロフェンです。処方箋医薬品のロキソニンと一緒や。

完全に商品名から主成分がイメージできませんでした。

バファリンLXとか、 Loxoprofen =ロキソプロフェンを連想できる商品名にしたらよかったのでは?と思うねんけど、そこらへんは商標登録などの事情があったのかもしれへんね。

バファリンルナの使い分けは、7歳から飲めるのが「J」で、15歳以上対象が「i」

「バファリン ルナJ」の「J」はJuniorの「J」のようですな。対象年齢は7歳からで、主成分はアセトアミノフェン。処方箋薬ならカロナール

「バファリン ルナ i」の「i」は Ibuprofen =イブプロフェンの「i」のようやわ。対象年齢は15歳以上で、主成分はイブプロフェン+アセトアミノフェン。処方箋薬でいうとブルフェン+カロナール

成人が飲むもので、生理痛に効く!と謳っているものの、主成分はバファリンプレミアムと一緒。

主成分の量まで一緒や。違いはバファリンプレミアムに眠くなる成分のアリルイソプロピルアセチル尿素が入っていること。眠くなるのに何で入れるねん?っていうとね、このアリルイソプロピルうんたらかんたらはやね、鎮痛補助剤になるねん。

そやから、バファリンプレミアムの方が若干鎮痛には効くのかな??という程度。

小児用バファリンCⅡと小児用バファリン チュアブルは普通錠か、チュアブル(なめて飲む)か。含有量は微妙にチュアブルが多い。

「小児用バファリンCⅡ」は水でごっくんするタイプ。対象年齢は3歳~。主成分はアセトアミノフェンで1錠あたり33mg含有。

「小児用バファリン チュアブル」は飴ちゃんのように舐めて飲むタイプ。対象年齢は3歳~。主成分はアセトアミノフェンで1錠あたり50mg含有。

バファリンEXかぜ薬はバファリンEXなのにイブプロフェンが主成分の迷走商品

「バファリンEX かぜ薬」に関してはちょっと苦言を呈したい。同じ「EX」が付いているバファリンEXはロキソプロフェンが主成分やのに、バファリンEX かぜ薬の主成分はイブプロフェン!

紛らわしいわ!

配合されている他の成分も風邪の時に必要なものか?と言えばどうかな?って感じが。コデインとか要らんて。

対象年齢は15歳以上なので、コデイン類が含まれる薬が2019年から12歳未満の小児に対して禁忌になるで!で書いた問題はクリアしているけども。

バファリン商品8品目の市場価格を紹介。

参考までに市場価格もわかるようにしとこう。

バファリンEXについては、第一種医薬品なので(成分がロキソプロフェンやから)、アマゾンでは買えません。

参考価格は10錠で598円(税抜)です。そこそこ高い。(1錠60円)

主成分が同じ処方箋薬のロキソニン錠60mgが1錠当たり15.9円やから、処方箋薬の薬4倍の値段設定や。

とはいえ、病院に行ったり、薬局での調剤にかかる手数料を考えると結果としてはOTCが安いし時間もかからないので、錠剤の値段で一概に高いか安いかは決められへん事に注意が必要や。

 

それぞれの薬に関するよくありそうなQ&Aを載せてみる

Q.バファリンEX とロキソニンの違いって何ですか?

A. 主成分は一緒なので効き目は同じと考えてほしいです。ただし、市販薬のバファリンEXには胃薬の成分が入っているので、食後に多めの水で飲めばほかに胃薬をのむ必要がないように思われます。

処方されている薬で併用してはいけない胃薬はスクラルファート。商品名でいうところのアルサルミンです。アルミを使った胃粘膜保護の薬なんですが、成分的に被ってます。

Q.バファリンiを15歳未満が飲んだらアカンのですか?

A. ダメです。理由はね、15歳未満ってのはインフルエンザに罹った時にアセトアミノフェン以外の解熱鎮痛剤を飲むとインフルエンザ脳症っていうけいれん・意識障害・異常行動なんかを起こす症状を悪化させるとされているからやねん。

ちなみにアスピリンは一番それを起こしやすいとされているから、バファリンA錠は飲んだらアカン。

他にもライ症候群って言うてな、インフルエンザや水痘(水ぼうそうの事やで)の後に脳症を起こしてしまう病気で死亡率が高い厄介なもの。これにもアスピリン服用がリスクを高めるという事がわかっているねん。

逆に、アセトアミノフェンはそのリスクがないことがわかっている。つまり安全なんや。

ちなみに脳症になりやすくなるメカニズムは解明されてない。だからその説明ができひん。申し訳ない。

Q.小児用バファリンのCⅡとチュアブルの使い分けってどうすればいいの?

A. 体重で計算しやすいチュアブルがオススメ!!

アセトアミノフェンはね子どもに対しては体重1kgあたり10mg~15mgを飲んでもらうねん。

せやから、

5kgの子なら50~75mg

10kgの子なら100~150mg

15kgの子なら150~225mg

を飲めばいいねん。そうしたときに、小児用バファリンチュアブルは1錠当たり50mgのアセトアミノフェンが入ってる。

計算が簡単やねん。

一方で小児用バファリンC2は1錠当たり33mgや。計算がしにくい!

この記事を読めばあなたの子供さんの体重に合わせてお薬の量が調節できるわ。

ちなみにチュアブルは柔らかいからスプーンのまるい部分で押せば簡単に潰れる。スグ粉にできるねん。

だから1歳くらいの子でも飲ませられるねんで!(添付文書には書いてないから飲ませるのは自己責任になる。けど病院に行けばアセトアミノフェンは処方されるわ。医師の責任のもとで。余裕があるなら3歳未満は病院に行こう)

年末年始やゴールデンウィークなど連休中でどうにもこうにもならんくなったときの緊急時のためにこの飲ませ方は覚えておいてな。

Q.ロキソプロフェン、イブプロフェン、アスピリン、アセトアミノフェンはどれが一番強いですか?

A. これに答えはないねんなぁ。体質によって効き方は人によって違うねんもん。

ただし、痛みに関してはロキソプロフェン・イブプロフェン・アスピリンがアセトアミノフェンに勝ると考えられてます。

が、実際にはアセトアミノフェンもバッチリ痛みに効きます。

なので胃が弱い人はロキソプロフェンかアセトアミノフェンを選ぶといいです。

ロキソプロフェンは胃に負担をかけにくいように設計されたプロドラッグと呼ばれるものです。

まぁ、そんな用語はともかく、イブプロフェンやアスピリンより胃に負担をかけないので覚えておいてくださいね。

 

苦言:市販薬でも成分名と商品名って1:1にするべきだ

ここまで語ってきて僕が一番言いたいことがコレ。

バファリン=アスピリン。

処方薬ではそうなっている。

市販薬になった瞬間に、イブプロフェン、ロキソプロフェン、アセトアミノフェンが参入しとる!

これっていかがなもんかと思うわ。

役に立たん消費者庁やけど、ちょっとはこの辺りにメスを入れろよ。

消費者が誤解してアスピリンと思っていたのに帰ってみたらイブプロフェンやった。ロキソプロフェンやった。

そんなんナンセンス過ぎるわ。

やし、安全性的に不安がありすぎる。

特にバファリンルナ i と J 。15歳以下でも生理痛がひどいから成人用のバファリン i を買うことが大いにあり得る。

商品名が紛らわしいかつ、特に生理痛のみに特化した成分でもないのにそれを謳って販売できる仕組みはオカシイ。

厚労省もこの辺りしっかりしろよと言いたい。

そのリスクを下げるための薬剤師でしょ?登録販売士でしょ?とかやめてね

これも併せて言うとく。

確かに質問されりゃ答えるわ。いくらでもね。

でも第2種医薬品までってもはやネットで買えるんやで?

なぁんも知らんと買ってしまうリスクもあるわ。

そんなところまで薬剤師や登録販売士は防止できんよ。

何かあればご相談ください、なんてOTCの添付文書に書いてあるけど、何かあってからじゃおせぇよ。

それにな、添付文書を読むってことは箱を開けてるやろ?

仮に間違えて買ったとして、返品できへんやんか。

ネット販売もできる時代だからこそ、商品名、特にこれほどまでに有名なバファリンなんかは成分が3つも4つも有ったらアカンで!!!

そんなわけで、当ブログには問い合わせフォームがあります

もし市販薬でも飲み合わせがわからんときには問い合わせを入れてください。

僕が答えられるタイミングにはなりますが、答えます。

けいしゅけ

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