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外来服薬支援料って 何ですか? 算定のポイントは?

まいど!けいしゅけ(@keisyukeblog)です☆

調剤報酬点数表【2018年調剤報酬改定資料】を作ったで!の記事のとおり,今回の診療報酬改定の調剤の部分(調剤報酬改定)で地域支援体制加算が新設されました。そして厄介なことに調剤基本料1をとれない薬局は,薬剤師1人あたり1年間に8つの加算をすべて算定しやんとあきません(*調剤報酬点数表【2018年調剤報酬改定資料】参照)。

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ちなみに外来服薬支援料を薬剤師1人あたり年間で何回算定すれば,調剤基本料1以外の薬局が地域支援体制加算を取れる条件のひとつをクリアできるんでちゅか?

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必要な外来服薬支援料の算定回数は12回 / 年間や。

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無理ゲーじゃないでちゅかぁぁぁ

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あほぅ!!やるしかないんじゃ!

ええか,タコちゅけ。正味無理ゲーなんは誰もがわかっとるわ。しかしやな,最初っから諦めてなんもせぇへんかったらそれこそ「薬局なんていらねぇ」論をゴリ押しされてまうやないか。

あがくんや。

とにかくあがいてあがいて,やれるだけの実績を作ってみるんや!次回の改定で薬局が責められたとき,数字で実績を示して反論するためにもあがく必要があるんよ。

もしも条件クリアができた時には「アホか!薬剤師がどんだけ活躍したと思とんねや!この数字を目ん玉開いてよぅ見んかい!」と言うたったらええやん。残念ながら条件クリアならずだったとしても,「結果的にはダメでしたが,僕たちはキッチリ行動してきたんでっせ!実績はこの通りです!」と言うて議論できるようにしようや。
「無理ゲーや。」っちゅうて,なぁんも行動しやんと実績残さなかったら,それこそ「薬局は不要やと批判してくれなはれ!!」と言うてるようなもんやわ。

[/ふきだし]
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了解でちゅ!!!燃えてきました!!

先生,早く算定方法やったり実際に算定するにあたってのポイントをまとめていきましょう!!

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よっしゃ,目ぇに炎が燈ったやんタコちゅけ。

ほんだら,いっちょまとめていくでっ!!

目次

外来服薬支援料って何ですか?

外来服薬支援料とは何ですか?

薬剤師による服薬支援の取組を推進するために設けられている加算項目。
自分で薬を管理して飲むことが難しい①外来患者さんもしくはその家族の求め,②または医療機関の求めに応じて,その患者さんが飲んでいる薬の数や種類を整理するとともに,1包化や服薬カレンダーの活用などによって薬が飲みやすい・飲み忘れしにくいように管理を支援することを評価する仕組み。
服薬支援1回につき185点。患者1人につき月1回算定できる。

算定要件のポイントまとめ

それでは外来服薬支援料を算定するためのポイントをまとめていきます。

誰が対象?

自分で薬を管理して飲むことが難しい患者さん

算定のために必要な要件は?

 

  1.  患者さん・患者さん家族・医療機関の求め
  2.  薬剤師が必要性を判断する
  3.  整理・支援する薬を処方した医師への必要性の報告と支援の了承を得る事(電話でOK)
  4.  保険薬局へ服用中のお薬などを持参する動機付けのためにお薬などを入れる袋(いわゆるブラウンバッグ)を提供すること
    ⇒ 服薬管理を行う取り組みをしていることを患者さんなどに対して周知しておく
[/list]

どんな支援をするの?

 

  1. その患者さんが飲んでいる薬の数や種類を整理する。状況を把握する。
    ( 例:併用薬のチェック,重複している薬がないかチェック,相互作用のチェック,残薬の数を確認する,必要のない薬は飲まないように回収する…etc )
  2. 1包化をして,おくすり服用カレンダーにセットできるようにするなど。薬を飲みやすく,飲み忘れしにくいよう患者さんによる薬の管理をカンタン化する
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算定をした場合あとでするべきことは何ですか? 薬歴記載&レセプト作成について

 

  1. 薬歴への外来服薬支援の内容など4つのポイントを記載する
  2. 外来服薬支援料単独のレセプトを作成する
[/list]

この2つが必要になります。

薬歴に記す4つのポイントって何ですか?

 

  1. 外来服薬支援をした理由
  2. 支援した内容(例:A病院とBクリニックの薬を〇日分1包化した。服薬カレンダーを設置した。etc…)
  3. 処方医に外来服薬支援の了承を得たこと
  4. 外来服薬支援で整理・1包化などをしたお薬の名称一覧
[/list]

レセプト作成の仕方を教えてください

 

  1. 外来服薬支援料単独のレセプトを作成する
  2. レセプト上部の処方医や保健医療機関情報の記載はしない(処方箋を受け付けてないため)
  3. ①外来服薬支援をした日付 ②外来服薬支援で対象になった薬を処方した医師の氏名・保険医療機関の名称 ③具体的な理由(支援内容など)
    摘要欄に記載する
  4. 処方箋の受付回数は「0件」と記載する
[/list]
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患者さんが来局した時以外でも,患者の求めに応じて保険薬剤師が患者さんの家に訪問して飲んでいる薬の整理などを行った場合でも算定できるで。

ちなみに,訪問に要した交通費(実費)は,患者さんに請求することが認められてるで。

服薬管理をカンタンにするような整理をせぇへんと単純に服薬指導をしただけやと算定はできへん点については注意が必要や(当たり前の話やろうけども)。

外来服薬支援料を算定するようなケースの具体例とは?

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算定要件はわかりました!医師にも電話での了承を得るだけとわかってホッとしたでちゅ。書面でのやり取りだとハードル高いなぁって思ってたので。

けど先生,実際問題,どんな場合に算定できるか具体例を知りたいでちゅ。同じ病院の異なる科からの薬を持ち込まれて1包化した場合はどうなんでしょう?とか。

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そうやね!たしかに具体例を示しておいた方が,より一層わかりやすいよね。ほんじゃQ&A形式で事例を挙げてみよう!


異なる医療機関で交付された複数の処方箋(どちらも1包化指示有り)を持ってきた患者さんがいます。今回はA病院の内科の処方箋とB整形外科クリニックの処方箋でした。患者さんに「ややこしいから併せて1包化して欲しい」と求めがあって応じた場合は外来服薬支援料を算定できますか?

算定できる。

患者さんからの求めがあり,それに応じていることがポイント。

ちなみに,A病院からの処方箋を持ってくると同時に,①別の薬局でもらった薬 ②院内調剤で出された薬 などを持参してきた場合,患者さんからの求めがあって1包化した場合はどうだと思いますか?

もちろん,患者の求めがあって応じているので,算定可能です。

また,外来服薬支援料の要件を読み込むと

薬剤の一包化による服薬支援は,多種類の薬剤が投与されている患者においてしばしばみられる薬剤の飲み忘れ,飲み誤りを防止すること又は心身の特性により錠剤等を直接の被包から取り出して服用することが困難な患者に配慮することを目的とし,治療上の必要性が認められる場合に行うものである点に留意する。

こういった文言があります。本件の場合は,共に1包化指示の入った処方箋の受付・調剤となり,それぞれの病院の処方箋に基づいて別々の1包化を作る必要があるところを,併せて1包化することによる服薬支援と解釈します。

注意やっ!
処方せん受付と外来服薬支援料の算定が同時である場合にミスしやすいので注意してね。

この場合,1包化加算は取ってはいけない。(外来服薬支援は,そもそも処方せんによらず,調剤済みの薬剤について服薬管理の支援を目的として行うものであるため)


同一又は異なる保険医療機関の複数診療科から処方日数の異なる処方せんを保険薬局が受け付けた場合,薬剤等を整理し,日々の服薬管理が容易になるように支援すれば,その都度,外来服薬支援料を算定できるのか。

算定できない。
外来服薬支援料は,患者または家族が持参した「服薬中の薬剤」に関する服薬支援を評価しているものである。

H24年調剤報酬改定の疑義解釈のQ&Aです。

最初の例との決定的な違いは「患者またはその家族からの求めがあり,それに応じた」かどうかでしょうね。

ちょっと算定要件の線引きがあやふやになっている部分やと思います。


患者さんがある日,薬局に服用中の薬を持参されました。どうやら飲み方がややこしくなってしまったようです。薬剤服用情報提供書(おくすりの説明書)を持ってきてくれていたので,用法に従って1包化してお渡ししました。この場合は外来服薬支援料を算定できますか?

算定できます。ただし,外来服薬支援をした結果を関係する保険医療機関(患者さんが持ってきた薬情に記された医療機関)に対して情報提供した場合に算定可能になります。


いつも来て下さる患者さん。処方箋を差し出すと同時に,「ごめんなぁ,このまえ1包化してもらった薬やねんけど,先生に言うて痛み止めが中止になってん。」と言ってお薬を持参されました。確かに先日の処方からプレガバリン口腔内崩壊錠がなくなっています。求めがあったので,いつものとおりに1包化すると同時に,前回お渡しした薬からプレガバリン口腔内崩壊錠を抜き取る1包化の作り直しをしました。これは外来服薬支援料を算定できますよね?

残念ながらできません。

この例の場合,なぜ外来服薬支援料が算定できないのでしょうか?

患者さんの求めに応じているのに,なんで?ってなりませんか。

答えはちょっと理屈っぽいです。

外来服薬支援料は,「自分で薬を管理して飲むことが難しい①外来患者さんもしくはその家族の求め,②または医療機関の求めに応じて,その患者さんが飲んでいる薬の数や種類を整理するとともに,1包化や服薬カレンダーの活用などによって薬が飲みやすい・飲み忘れしにくいように管理を支援することを評価する仕組み」です。

一方で本件の場合は,既に1包化して薬が飲みやすい・飲み忘れしにくいように管理を支援されているわけなので,そこから1種類抜いて1包化し直すのは算定要件を満たすとは考えられないのです。(これも算定要件に入れて欲しいものですよね!!)


外来服薬支援料を算定する場合って,調剤基本料や地域支援体制加算,後発医薬品調剤体制加算を一緒に算定できるの??

算定できないです。

外来服薬支援料の算定の場合,先述の通り処方せん受付回数が生じない。

つまり,処方せん受付につき算定ができる調剤基本料や地域支援体制加算,後発医薬品調剤体制加算は外来服薬支援料と同時に算定できないのだ!!

外来服薬支援料に関する記事作成にあたり参照した資料(本記事内容の根拠となる資料)

区分14の2 外来服薬支援料

(1) 外来服薬支援料は,保険薬局の保険薬剤師が,自己による服薬管理が困難な外来の患者若しくはその家族等又は保険医療機関の求めに応じ,当該患者又はその家族等が持参した服薬中の薬剤について,治療上の必要性及び服薬管理に係る支援の必要性を判断し,当該薬剤を処方した保険医にその必要性につき了解を得た上で,一包化や服薬カレンダーの活用等により薬剤を整理し,日々の服薬管理が容易になるよう支援した場合に,「注1」及び「注2」合わせて服薬支援1回につき,月1回に限り算定する。また,患者の来局時のほか,患者の求めに応じて保険薬剤師が患者を訪問して服用薬の整理等を行った場合でも算定できる。この場合,訪問に要した交通費(実費)は患家の負担とする。なお,服薬管理を容易にするような整理を行わずに単に服薬指導を行っただけでは算定できない。

(2) 「注1」については,外来服薬支援を行うに当たり,患者が,当該保険薬局で調剤した薬剤以外に他の保険薬局で調剤された薬剤や保険医療機関で院内投薬された薬剤を服用していないか確認し,極力これらの薬剤も含めて整理するよう努める。また,実際にこれらの薬剤も含めて服薬支援を行う場合には,重複投薬,相互作用等の有無を確認し,処方医に必要な照会を行い,適切な措置を講じる。なお,患者に対する服薬中の薬剤の確認や処方医への照会等を行った上で,結果として,他の保険薬局で調剤された薬剤又は保険医療機関で院内投薬された薬剤のみについて服薬支援を行うこととなった場合(当該保険薬局で調剤を受けていない患者が持参した,他の保険薬局で調剤された薬剤や保険医療機関で院内投薬された薬剤について服薬支援を行う場合を含む。)でも算定できる。

(3) 「注2」については,患者が保険薬局に持参した服用中の薬剤等の服薬管理を行い,その結果を関係する保険医療機関へ情報提供した場合に算定できる。算定に当たっては,あらかじめ,患者又はその家族等に対して,保険薬局へ服用中の薬剤等を持参する動機付けのために薬剤等を入れる袋等を提供し,患者等が薬剤等を持参することで服薬管理を行う取組(いわゆるブラウンバッグ運動)を周知しておく。

(4) 外来服薬支援は,処方せんによらず,調剤済みの薬剤について服薬管理の支援を目的として行うものであるため,薬剤の一包化を行った場合でも,調剤技術料は算定できない。

(5) 薬剤の一包化による服薬支援は,多種類の薬剤が投与されている患者においてしばしばみられる薬剤の飲み忘れ,飲み誤りを防止すること又は心身の特性により錠剤等を直接の被包から取り出して服用することが困難な患者に配慮することを目的とし,治療上の必要性が認められる場合に行うものである点に留意する。

(6) 外来服薬支援料を算定する場合は,服薬支援に係る薬剤の処方医の了解を得た旨又は情報提供した内容並びに当該薬剤の名称,服薬支援の内容及び理由を薬剤服用歴の記録に記載する。

(7) 外来服薬支援料は,「区分番号15」の在宅患者訪問薬剤管理指導料を算定している患者については算定できない。また,現に他の保険医療機関又は保険薬局の薬剤師が訪問薬剤管理指導を行っている患者についても算定できない。

厚生労働省資料より引用

外来服薬支援料についてのまとめ

外来服薬支援料を算定する流れは次のようなものでした。ざっとおさらいしましょう。

 

  1.  保険薬局へ服用中のお薬などを持参する動機付けのためにお薬などを入れる袋(いわゆるブラウンバッグ)を提供すること
    ⇒ 服薬管理を行う取り組みをしていることを患者さんなどに対して周知しておく
  2.  患者さん・患者さん家族・医療機関の求めがある
  3.  薬剤師が必要性を判断する
  4.  1包化や服薬カレンダーを利用するなどして患者さんにとって薬が飲みやすいように支援を実施する
  5.  ・整理・支援する薬を処方した医師への必要性の報告と支援の了承を得る(電話でOK)
    ・残薬持ち込みの場合は,医療機関に外来服薬支援に関する情報を提供する
  6.   外来服薬支援を実施した後で薬歴に次の4項目を記載する
    ①外来服薬支援をした理由
    ②支援した内容(例:A病院とBクリニックの薬を〇日分1包化した。服薬カレンダーを設置した。etc…)
    ③処方医に外来服薬支援の了承を得たこと
    ④外来服薬支援で整理・1包化などをしたお薬の名称一覧
  7. レセプトを作成する。記載事項やポイントは4つ。
    ①外来服薬支援料単独のレセプトを作成する
    ②レセプト上部の処方医や保健医療機関情報の記載はしない(処方箋を受け付けてないため)
    ③-1. 外来服薬支援をした日付 ③-2. 外来服薬支援で対象になった薬を処方した医師の氏名・保険医療機関の名称 ③-3. 具体的な理由(支援内容など)を摘要欄に記載する
    ④処方箋の受付回数は「0件」と記載する
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